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【コラム】2021年を振り返る(下) 各カテゴリーで熱戦も全国では苦戦気味。DeNA牧が大活躍

小学生から社会人まで各カテゴリーで、コロナ禍に主要大会が戻ってきた。しかし、成績的には全国の壁に跳ね返されるケースが多かった。

学童は最大のマクドナルド旗全日本大会県大会を初制覇した野沢少年野球クラブ(佐久市)が、初の全国大会でも初戦を突破。秋の県大会も制し、安定した実力を示した。

↓ 新潟で行われた全国大会に初出場した野沢クラブ

リトルは最大の全日本選手権には上田南と大町白馬(初)が信越連盟代表で出場し、ともに初戦を突破し8強入りした。

中学軟式の中体連大会は、佐久長聖中が北信越大会で準優勝し悲願の全中出場を果たした。全中は初戦で惜敗。

↓ 準決勝を突破し全中を決めた佐久長聖中

シニアは最大の日本選手権の信越大会で佐久が30年ぶりに優勝した。日本選手権は1回戦敗退。

ボーイズは千曲が、最大の日本選手権への出場も果たし、春夏連続の全国大会となった。新チームとなった秋の支部大会も制し、主要3大会制覇となった。

高校の軟式は、夏の全国選手権で北信越代表の松商学園が、2大会連続の8強入りを果たした。

軟式の国体は、結果的に本国体はコロナで中止になったが、長野県選抜チームは北信越予選を突破できなかった。天皇杯県大会は、佐久総合病院が5年ぶりに制した。

社会人野球は、日本選手権、都市対抗の2大大会を県勢は2年続けて出場を逃した。
しかし、5月の全日本クラブ選手権では、千曲川クラブが準優勝と健闘した。

大学では、松本大が関甲新で1部復帰を果たし、降格することなく来季も1部で戦う。

↓ 1部復帰した松本大(春季リーグ戦)

大学生では、東大4番の井上慶秀(4年、長野高出)、立大の正遊撃手・井上剛(3年、佐久長聖高出)の二人の井上が東京六大学を盛り上げるなど、県勢が県外リーグで活躍した。

BCリーグの信濃グランセローズは、プレーオフ準決勝ラウンドでの敗退となった。

女子野球では、県内唯一の高校硬式の松本国際が3学年そろって夏の全国大会に初出場したが、初戦敗退。しかし新チームとなって臨んだ全国ユース大会で初勝利を挙げ、ベスト8にも入った。

↓ 春の全国大会に初出場した松本国際

このほか、プロ野球では中野市出身の牧秀悟(松本第一高―中大)はじめ県関係のルーキーが大活躍。県内でも大きな話題となった。

高校野球以外のカテゴリーも活動は盛ん。来年は全国でもっと暴れてほしい。

※21年の配信は以上となります。1年間、ご愛顧いただきましてありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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