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県知事杯第1回プロ・アマトーナメント 初代王者は信濃グランセローズ

長野県野球協会の設立を記念した「第1回県知事杯争奪プロ・アマドリームトーナメント」は3月20日、長野オリンピックスタジアムで決勝戦を行い、信濃グランセローズがプロの意地を見せ松本大を17―2と圧倒し、初代王者に輝いた。

↓ 表彰式に合わせて行った協会設立に向けたセレモニーには約180人の小中高生球児が参加

↓ セレモニーで大会出場の選手や小中高生が外野でキャッチボール

↓ 始球式を務めた松本国際高女子硬式野球部のバッテリー

▽決勝
松本大100000001 2
信 濃11400056X 17
松)塚本、武用、竹ノ入、竹元、一場―小林尚、角田
信)荒西、渡邉、板垣、牧野、森井―濱田、落合
三=藤原、小西(信)
二=平澤(松)、小西、南出、濱田(信)

【評】松大は1回、四球と敵失により無安打で先制。しかし信濃はその裏、4番小西の適時打で同点とすると2回には1番南出の左前適時打で勝ち越し。さらに3回には4安打を集中し4得点し主導権を握った。信濃はその後も打線がつながり、21安打で17点を奪い、大差で優勝を決めた。

信濃の柳澤監督は「優勝して当たり前の雰囲気の中、隙を見せず集中力を切らさずできた。見ている人に喜んでもらえる野球ができた」とほっとした表情を見せた。

同点打をはじめ3安打4打点と主砲の働きを見せた副主将の小西は「集中して最初の打席に入れた。勝たなければいけない立場で勝ち切れてよかった」。1番で5安打3打点の新人・南出は「前日のミス(タイブレークで犠打失敗)を取り返したかった。この勢いを止めずに貢献できる選手になりたい」と自信にしていた。

↓ 2回に勝ち越した信濃

松大は序盤に劣勢となり、散発2安打で反撃の糸口がつかめなかった。清野監督は「地力の差は明確。公式戦ならではの、プロの本気のスイング、ボールを感じられてよかった。この大会があったからリーグ戦の順位が上がったと言いたい」と前向きだった。

高野主将は約1000人の観客や中継もあり「たくさんの方に見られている中でできて楽しかった。プロの力強さや執念を感じられ、それに近づきたい」と、4月開幕のリーグ戦を見据えた。

↓ 先制した松大

社会人のライバルチーム同士の対戦となった3位決定戦は、信越クラブが延長10回タイブレークの末、7-5で千曲川クラブを振り切った。

↓ 伊藤は前日の雪辱を晴らし、タイブレーク締めで勝利

▽3位決定戦
信越ク 2100200002 7
千曲川ク0040001000 5
信)酒井大、羽毛田、中村、伊藤―原
千)田中、水科、名取、本多―仲村渠、永田晧、石渡
二=永田晧、石渡

↓ 4回に逆転に成功した千曲川

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