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【一般軟式】北信越国体 長野は敗者復活戦から本国体切符獲得

第44回北信越国体
(8月27日・新潟三条)

敗者復活戦に回り、残り1枠の本国体切符に挑んだ長野県(選抜の「チームながの」)は、新潟県と富山県をいずれも5-1で連破し、最終3枠目に滑り込んだ。

↓ 敗者復活戦から代表権を得た長野県チーム

26日の代表決定戦で石川県に1―4で敗れた長野は、敗者復活戦で2連勝が本国体出場には絶対条件だった。

▽敗者復活戦1回戦
長野022000100 5
新潟000000100 1
長)竹村、中山、諸本―大和久
【評】長野は2回、1死二、三塁から8番大和久のたたきが左前適時打となり2点を先制。その後も足を絡めた長野らしい攻撃で加点すると、先発の竹村が6回まで無安打の安定した投球で、ベテラン中山、若手諸本とつないで快勝した。

▽敗者復活戦代表決定戦
長野001012001 5
富山000000001 1
長)八幡―徳光
【評】前日4失点のエース八幡が、7回まで無安打の最高の投球を披露。攻めては3回、先頭の川上の二塁打を足がかりに黒岩のたたき(適時打)で先制すると、その後も1死三塁からそつなく追加点を挙げるなどし、八幡を援護。八幡は1失点完投で勝利に貢献した。

1日前の代表決定戦直前のアップ中、リリーフや先発が予定されていた投手がけがをして搬送されるアクシデントに見舞われたチームながの。さらに、対戦相手の石川は午前中の1回戦で延長16回を戦った疲労から、長野有利と目された中での1-4敗戦。敗者復活戦の抽選でも下ヤマに入り2連勝が必要となった厳しい状況下から、チームながのは本国体出場をたぐり寄せた。

村山監督は「金澤や北澤らベテランが引っ張り、気持ちを切り替えて、若い人たちもみんなひたむきにやってくれた。投手陣のリズムがよかったので、守りもよく、長野らしい野球ができた」とナインに感謝した。

10月の鹿児島国体に向けて「しっかり守り、足を絡めて1点1点取っていくよう、犠打やたたきをもう一度整備したい」と本戦を見据えた。

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