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【イベント】佐久で野球教室 阪神・髙寺は来季に意気込み

佐久市の保険代理店、アカハネ保険事務所は12月17日、佐久スタジアムでNPB選手を招いた野球教室を開いた。上田西高校出身で阪神3年目の髙寺望夢も講師を務め、来季の巻き返しを誓った。

↓ 講師を務めた右から藤澤さん、髙寺、滝澤

同事務所の赤羽大社長が、千曲川硬式野球クラブで代表を務めるなど野球への関わりが深く、野球を通じた地域への恩返しにと毎年開催している。髙寺のほか、西武の滝澤夏央(新潟出身)と上田西高出身で西武球団職員の藤澤亨明さん(元選手)が講師を務め、千曲川クラブと佐久長聖高女子硬式野球部の選手たちのサポートを受けて200人超の子どもたちに投げる、捕る、打つの基本を教えたり、ボール遊びの相手をしたりした。

↓ 髙寺

↓ 滝澤

↓ 藤澤さん

髙寺は2年目だった昨年、1軍デビューを果たし、3安打をマーク。しかし今季は1軍に昇格できず、2軍で106試合(259打席)に出場し、打率2割6分、3本塁打、25点、53三振に終わった。

38年ぶりに日本一に輝いたチームとは裏腹に、「全然何もできていないので悔しいシーズンでした」。シーズン当初の取材では、強いスイングで外野の間を抜ける長打でのアピールを狙っていたが、本塁打3本を含め長打率は3割3分8厘。「シーズン中に自分でコロコロ形を変えてしまった」と、しっくりこない打撃のまま終えた。

また、当初から課題に挙げていた守備は、遊撃だけで12失策、守備率9割5分と安定感をやや欠いた。「エラー数もですが、もっと球際の強さだったり、内容のある守備をしていきたいです」と、引き続き精度を高めていく。

リトル、シニア、高校の後輩、横山聖哉がオリックスから1位指名された。「一緒に頑張れたらいいですが、極力会わない方がいいですね。自分としては1軍でやりたいので」ときっぱり。

若手選手のみやざきフェニックスリーグ(10月)では「4割近く打てました」と、手応えも得た。この冬は「しっかり守備からやらないと駄目です」。来季は「とにかく1軍にやりたい。足でも守備でも打撃でもアピールして1軍でやりたいです」。

西武の藤澤さんは2軍のブルペン捕手を務めているため、長野市出身で西武5位の宮澤太成(長野高―北海道大―四国・徳島)の投球を受けることになる。

※nines春号(第61号)で髙寺のインタビュー特集、WEB版でも3月31日に掲載。

↓ 野球教室の模様

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