OKINAWA Island Hoops

岸本隆一、生え抜き12シーズン目でたどり着いた「自分らしさ」とは(後編) 【開設記念インタビュー第二弾】

 昨シーズン、Bリーグで初優勝を果たした琉球ゴールデンキングス。

 今シーズンも現時点で勝率7割を超え、西地区首位を走る。ただ、成績ほど順風満帆ではない。個の存在感が際立つヴィック・ローの加入や、アルバルク東京で2連覇を経験しているアレックス・カークの帰化など戦力が充実する一方、連係を深めるのに苦心。昨年10月の開幕から長い時間をかけ、少しずつ成熟度を高めてきた。

 これまでの戦いをどう評価し、どのような決意でレギュラーシーズン最終盤に向かうのか。現在、チームとして最大の目標はチャンピオンシップ(CS)でのホームコートアドバンテージを獲得することだが、リーグでNo.1の集客力を持つ沖縄アリーナの大声援はチームにとってどのような力になっているのか。

 「OKINAWA Island Hoops」の開設を記念し、クラブによる選手やHCのインタビューに、独自の聞き取りを追加した一問一答をお届けする。

 第二弾は、プロ入りからキングス一筋で12シーズン目に入り、33歳となった今もチームの顔役としてキングスを力強く引っ張るクラッチシューター、名護市出身の岸本隆一。後編では、キャリアを積み重ねてきたことによるマインドの変化や、チームの「ピンチ」を乗り越えるために重要なポイントを聞いた。

インタビューは313日付け

目次

・過去にあった「自分のプレーがままならない」感覚

・自分やまわりが「気持ち良くバスケットができること」が一番

・望まない期間も「ピンチはチャンス」

過去にあった「自分のプレーがままならない」感覚

ーーー最近は「自分のために」という話もよくするようになっていますよね。どのようなマインドセットなのでしょうか。

(残り 2445文字/全文: 3145文字)

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