津田大介のメディアの現場

vol.65_メディア/イベントプレイバック

メディア/イベントプレイバック


2010年から2011年にかけて、中東、北アフリカ諸国に「アラブの春」[*1] と呼ばれる大規模な民主化運動が起こりました。エジプトでは約30年にわたって政権を維持していたホスニ・ムバラク前大統領が失脚し [*2] 、独裁体制は幕を下ろしました。民主化のプロセスが進み、新たな議会、新たな大統領が選出される一方で、かつて民主化運動を主導してきたはずのリベラルな若者たちが不満を爆発させ、現政権を非難するデモを行っています。「アラブの春」以降、民主化に動き出したエジプトに何が起こっているのか——早稲田大学イスラーム地域研究機構・主任研究員の鈴木恵美さんにお話を伺いました。


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