松沢呉一のビバノン・ライフ

「アサシン クリード シャドウズ」再び—文化盗用とパクリ[蛇足編1]-(松沢呉一)

韓国系米人編集者マット・キムのこっ恥ずかしい「アサクリ シャドウズ」擁護論—文化盗用とパクリ[17]」の続きです。

 

 

UBIソフトは反省する気なし

 

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アサシン クリード シャドウズ」のプレイ動画が公開されて、間違い探しゲームと化しています。

 

 

コメ欄は批判で埋まっていますし、オリジナル版でも大半のコメントは批判的です。「桜と田植えと稲刈りと柿が同時に楽しめる」と季節設定が出鱈目であることも指摘されています。

歴史を捏造して弥助を主人公に仕立てたことが大前提にあってのことですが、多数の「間違い」が気になりますわね。日本のことをロクに知らない人物が、「日本らしきもの」を寄せ集めたものになっていて、「ああ、やっぱり日本への理解も興味もなく、ただ黒人を主人公にしたかっただけなんだな」と再確認できます。

あれだけ批判されれば、スケジュールを延期してでも、改めてチェックし直して、おかしな点を修正するってもんですが、「史実ではない」「時代考証がなってない」「今現在の日本でもあり得ない」といくら言われても、微塵たりとも気にしてないのでしょう。炎上商売でホクホクか?

この姿勢を批判するのは当然として、UBIソフトの家来であるIGN Japanがやっていたように、なんとしても「アサクリ シャドウズ」を擁護したい勢力は、「黒人が主人公であることを許せない人種差別主義者が批判している」と論点をすり替えようとするでしょうから、面倒でも「歴史を捏造したことが問題であり、純然たるフィクションであれば問題にはならなかった」と繰り返した方がよさそうです。差別があるとしたら、日本の歴史をどう踏みにじってもいいと考えるUBIソフトやIGNの連中の頭の中にあるのです。

 

 

マット・キムの文章は韓国らしさに満ちている

 

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IGNの編集者であるマット・キム氏は、日本の歴史を改竄して、黒人侍がバッタバッタと日本人を惨殺していく映像を観て大喜びしているでしょうね。

「アサクリ シャドウズ」はエロゲーにして出せばいい—文化盗用とパクリ[18]で、マット・キム氏の低劣さは、彼個人の特性であることを確認しました。ざっと見た範囲で、あそこまで「アサシン クリード シャドウズ」を利用して、韓国への愛国心を露わにする記事は韓国国内には見つからず、むしろ批判している韓国人の方が探しやすい。

しかし、マット・キム氏の書いていることは、ある種の韓国らしさに満ちているとも言えます。

「なんでマット・キムは、こうも自身の民族なり、国籍なりに執着し、他国の文化や歴史が取り上げられることをあからさまに妬んでいるんだろう」と不思議に思って、改めて調べてみてわかったのですが、韓国には、「国外のアニメ、映画、ドラマにはなぜ韓国人が出てこないのか」との不満を抱いているのが少なくないようです。

manu.wikiの「韓国人キャラクター(한국인 캐릭터)」を見ると、「韓国人が出てこないのは日本や中国のせい」という恨みが感じられます。manu.wikiはWikipediaと違って、書き手の見解がより強く滲み出ていて、そこがうざくもあり、面白くもあり。

 

 

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