「アサシン クリード シャドウズ」発売延期と中国「UBIソフト成都」の役割-(松沢呉一)
久々の「アサシン クリード シャドウズ」
強制夏休みのために間があいてしまって、その間にいろんなことが起きすぎて、どこから手をつけていいのか途方に暮れたテーマはウクライナ戦争だけでなく、「アサシン クリード シャドウズ」もそのひとつです。
夏休み中も、スマホでチェックしていたのですが、今からすべて遡ってはいられないですし、そうしたところで、わかっている人にとってはまどろっこしいだけでしょう。
そこで、おもに夏休み明け以降についてやっていき、適宜、夏休み中の出来事にも触れていこうと思うのですが、夏休み明け以降に絞っても盛りだくさんなので、詳しくはキャベツの人でも観ておいてください。
以前から感じていたことですが、キャベツの人のしゃべりはキレがよく、聞きやすい。その上、コンパクトにまとめる能力が高いです。
ここにあるように、UBIソフトは11月に予定していた発売日を3ヶ月延期して2月14日発売としました。その間に問題点を改善するとのことですが、弥助を引っ込めることはないでしょう。せめて、名前を変更して、実在の人物とは無関係とすることで、フィクションであるとの主張を強化すればいいのですが、あの黒人が誰であるのかすっかり知られているので、いまさら手遅れですわね。
実際には、このままでは大きくコケることは確定で、発売と同時に新たに「おかしな日本」を大量に指摘され、バグも指摘され、最悪、訴訟を起こされてしまいそうなので、何をどうするか確定せず、とりあえず延期をしたってところか。
「ワールドトレーラー」が新たな笑いのタネを提供
2週間ほど前に公開された「ワールドトレーラー」では注目すべき点がありました。
以前はいたるところにあった提灯が激減し、天守閣の提灯も消えてます。あの提灯で天守閣が焼けて、建て直したか。
自分らで調べられるほどの能力はUBIソフトにはないでしょうから、「ビバノン」の指摘を読んだのでしょうか。わずかではありますが、私らが現在提灯と認識している形状の照明器具はあの時代には存在していなかったと指摘している人は他にもいますから、どっかしらから情報を得たのかも。
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