「赤いきつね」炎上を仕掛けた中村ホールデン梨華(AD-LAMP)が狙うのは日本版スウィートベイビーか—悪質極まりないマッチポンプ商法-(松沢呉一)
「異常性欲者たちの不買は売り上げを伸ばす—広告代理店の新たな宣伝戦略か」の続きです。
金のために企業を炎上させるマッチポンプ商法
区役所に行ったら、若い職員の遅い昼飯は「赤いきつね」でした。食べているのを見たわけでなく、厨房でお湯を入れて、自分の席に運ぶところを目撃しました。あれだけでは足りないので、たぶん、おにぎりかサンドイッチも食べたと思います。彼も「赤いきつね」のアニメに対する低劣な難癖に反発したのでしょうか。
私が赤い下痢を炎上させているうちに、「赤いきつね」の炎上は、驚きの展開を見せました。
以下の記事がわかりやすい。
2025年2月23日付「coki」
存在しない問題を捏造して炎上させる「非実在型ネット炎上」を仕掛けたのはこの人です。
「アニメ文化が女性を性的に扱う目線が強い」としていて、そう見えるのは自分の頭がエロまみれだからだと気づけ。
コミュニティノートに「マッチポンプ的手法」と言われてしまってます。おお、恥ずかし。誰も問題と感じていないことを問題視した投稿をして、判断力のない人々が食いつくことを待ち、炎上したら有料イベントに誘導したり、企業とコンサル契約をゲットしたり、というわけです。まさにマッチポンプ商法。
米の転売ヤーも悪質ですが、政府の失策により、現に米が足りないという現実がありました。対して、「非実在型ネット炎上」はゼロから問題を作り出すのがクリエイティブ。
火事に例えると、転売ヤーは火災現場にやってきて消化器を高く売りつける商売です。「非実在型ネット炎上ビジネス」は、自分で放火して、消化器を売るだけでなく、火事の後で近隣を回って「この家は燃えやすいので、耐火工事をした方がいいですよ」とセールスするようなものです。断られたら、今度はその家に火をつけます。
これをやってきたのがスウィートベイビーです。お仲間のメディアを使ってコンサル契約をした企業のゲームを褒めて、契約していない企業のゲームをこき下ろす。総会屋やブラックジャーナリズムの手法です。
あるいは霊感商法にも通じます。ありもしない霊障が見えると脅して高額な壺を買わせたり、祈祷代をせしめたりします。
ポリコレ・コンサルはもうおしまい
UBIソフトの問題点は「なぜゲーム産業は「歪んだポリコレ思想」に染まるのか—UBIソフトから学ぶ」でまとめました。また、「UBIソフト乗っ取りのため、テンセントが弥助を推した」説—納得できる点・納得できない点」で、スウィートベイビーのようなポリコレ・コンサル会社が、差別ではあり得ない点に差別を見出す事情をこう説明しました。
自分らの存在意義を過剰にアピールしようとすると、問題になり得ず、なったとしても弁明できることまで強く修正させることになります。「あんたたちは意識が低いから気づかないだろうが、専門家の私たちは見逃さない」とばかりに過剰な訂正を求めます。
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