松沢呉一のビバノン・ライフ

広末涼子の交通事故とキム・セロンの交通事故—狂う芸能人、性欲過多の芸能人、薬物に走る芸能人、死を選ぶ芸能人-(松沢呉一)

 

広末涼子の異常行動

 

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あー、今度は石橋貴明が「月刊 生き違い新聞」のゲスト候補に。

仕事上で顔を合わせているうちに互いに好意を抱くようになることはあるだろさ。でもさ、松本人志中居正広、石橋貴明らのように、局員に協力させて、相手を騙し討ちするような方法でセックスして、相手が退社してしまったり、関係が悪くなったりすることを気にしないんか。

とりあえず、石橋貴明にゲストに来てもらって、私は「下半身を露出した時、あめえのチンポは勃起してたんか」と聞きたい。ゲスい人間にふさわしいゲスい質問だべ。

一方、昨日から候補の広末涼子は飲酒ではなく、飲・薬物だった可能性が浮上。普通、交通事故を起こして、行動が異常だったら、アルコール検査をしますが、それをせずに薬物検査ってどういうこと?(アルコール検査をして検出されなかったとの報道もあり)

マネージャーが同乗していたのにキメていたのなら、マネージャーも知っていた、あるいは一緒にキメていたんですかね。大声を出し、暴力を振るうのはマリファナ如きではないでしょう。通常、マネージャーが運転するってものであって、マネージャーではないのではないかとの疑問も出ているわけですが。

しかし、彼女は精神的に不安定ぽくて、第三者から見ると「キメてんのか?」と思われるだけかもしれない。事故後、高速内にもかかわらず歩き回り、病院に着いてからも、院内を歩き回っていて注意されて蹴りを入れたということですが、この行動は精神的な事情でも起きます。

私自身、まだ暗い早朝に目が覚めて、ジッとしていられず、部屋の中を歩き回った体験が何度かあります。早朝覚醒と言われる睡眠障害の症状のひとつで、この状態を言葉で伝えるのが難しいのですが、ただ「落ち着かない」という程度のものでなく、もっと強い衝動です。

事故の前に、サービスエリアで「広末でーす」と見ず知らずの人に話しかけたり、体を触ったりした点は私には心当たりがありませんが、いろんな精神的な病気があり、いろんな症状がありますから。

薬物より、そっちの匂いが強くしますが、はっきりしたことは言えないので、薬物検査の結果を待ちます。

✴︎2025年4月9日付「文春オンライン」より

 

 

交通事故で消えた韓国女優

 

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もし薬物だとすると復帰までには年単位かかりますし、精神的な病気だとしても、治療をしなければならず、原因がなんであれ、事故を起こして、看護師に暴力を振るって怪我をさせたとなると、あまりに印象が悪く、復帰は容易ではないでしょう。

韓国でも、交通事故を起こして、復帰ができなかった女優がいました。キム・セロンです。

キム・セロンは2000年生。子役として多数の映画やテレビドラマに出演し、その演技力が高く評価されて数々の賞を受け、韓国では誰もが知る存在となってましたが、2022年12月16日の朝8時頃、泥酔状態で運転し、ガードレールや街路樹に次々と衝突。信号機か配電盤にも衝突したのか、周辺地域の停電を引き起こし、出勤の時間帯に交通が麻痺する大騒動となりました。

ここから活動を自粛し、出演していたドラマから降板、CMからも降ろされ、インターネットで叩かれ続けました。

復帰する計画もあったのですが、子役イメージが強かったのに朝から泥酔して運転して事故ったのはまずく、その結果が派手すぎたのも災いして果たせず。

本年2月16日、自宅で遺体が発見されました。遺書はありませんでしたが、自殺と見られています。

✴︎Wikipediaよりキム・セロン。鼻が立派なので、いじってるかと思ったのですが、子役時代からこういう鼻です。

 

 

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