【FE名古屋】 #54ショーン・オマラ 選手「毎試合ダブルダブルを達成したい。個人とチームの目標が重なることがいい結果につながる」
ファイティングイーグルス名古屋 #54ショーン・オマラ 選手 インタビュー(2024年8月16日取材)
―加入1年目の2023-24シーズンを振り返って。
チームとしては大きなステップを踏み出すシーズンになりました。チャンピオンシップ(CS)にもあと少しで手が届きそうでしたし、クラブとして最も成功したシーズンだったのではないでしょうか。もちろん、CSをあと一歩のところで逃してしまったことは悔しいです。だから、今シーズンは自分たちが持っているものを最大限に出し切って、CS出場という目標を達成したいと思っています。
―このオフはどんなことにフォーカスして取り組みましたか。
昨シーズン、私たちが目標を達成できなかった大きな理由として、中心選手のケガが多くて、本来自分たちがやりたかったバスケットボールをできた時期がシーズンの半分くらいしかなかったことがあります。だから今シーズンは、1シーズン通してケガをしないでバスケットボールを続けられる身体を作ることが求められます。このオフシーズンはそこにメインでフォーカスしました。
Bリーグはシーズンが長いので、疲労を抱えながらもプレーを続けないといけないし、チームがやりたいバスケを遂行する集中力を常に持っていなければなりません。身体的にもメンタル的にも、タフに戦える準備をして過ごしてきました。
―選手が半数ほど変わりましたが、今シーズンはどんなチームになりそうですか。
うちのチームはコーチが強いバスケットボール像を持っているのが特徴なので、新しい選手が来てもスタイルは大きく変わらないと思います。でも、そのシステムの中でいかに自分の強みを活かしていくかを見つけないといけない難しさがありますので、システムを理解している自分たちが新しい選手を導いていかなければならないと自覚しています。
特に日本が初めての選手にとっては非常に難しいことです。ジャック(曾祥鈞)は、台湾のリーグについてはあまり詳しくは知らないのですが、練習を見ているとすごく賢い選手だと感じています。人の話を聞いて、それをすぐに体現できるのがプロ選手として求められる素養のひとつだと思うのですが、ジャックはそれを持っている。このチームのシステムの中で成功を収めるのは難しくないという印象を持っています。
―2024-25シーズンの目標を聞かせてください。
個人的には毎試合ダブルダブルを達成したいです。チームが目指しているバスケットボールの遂行と自分の目標は重なっている部分があります。自分の活躍がチームの成功にもつながると思っているからこそ、最低でも平均10得点10リバウンドを達成したいのです。
他の選手も一人一人目標を持っていると思うのですが、個々の目標とチームの目標が重なることで、最終的にチームが一丸となって戦い続けることができ、このチームのポテンシャルを最大限に活かせるいい結果につながると思っています。だから、そういう環境をみんなと協力して作り上げていきたいです。
―最後に、今シーズンの意気込みとファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
まずは先ほどお話しした通り、ダブルダブルを達成してチームの勝利に貢献したいです。またクラブとして平均入場者数3,000人達成を目指しているので、もちろんお家で観ていただいてもいいのですが、できる限り試合会場に足を運んでいただければ、それが選手にとってもクラブにとっても大きなサポートになります。ぜひ会場で私たちのサポートをよろしくお願いします。