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享栄-至学館 観戦記(2024年春季名古屋地区2次トーナメント決勝戦)

4月4日に春日井球場で行われた名古屋地区2次トーナメントの決勝戦、享栄-至学館の観戦記です。
至学館は現チーム初。享栄とどんな試合をするか注目して観戦しました。

享栄
1023005|11 H12 E0
0000000|0 H2 E2
至学館
(7回コールド)

享栄
上倉(11)、杉浦仙(20)-杉本

至学館
串田(1)、川田(10)、堀尾(11)-千田

投手成績

享栄

上倉直希 6回 70球 被安打2 四球0 三振3 失点0

杉浦仙太郎 1回 11球 被安打0 死球1 三振0 失点0

至学館

串田拓真(3年) 2回1/3 43球 被安打3 四死球2 三振0 失点3

川田大葵(3年) 1回2/3 30球 被安打2 四死球3 三振0 失点3

堀尾映太 3回 73球 被安打6 死球1 三振3 失点5(自責点3)

(出場選手)

享栄
8パウエル 6山田 3永田→5 5西久保→1杉浦仙(20) 7近藤裕 9永井 4仲谷 1上倉(11)→H杉浦(19)→R太田(16)→3古川 2杉本

至学館
8上松(9)→9 9頼金(14)→H鈴木(8)→8 6エガレバ 3米澤 5田多 4船橋 7長谷川→H高石(13)→7松本尚 1串田→1川田(10)→1堀尾(11) 2千田

(試合経過)

1回表、1死3塁から3番永田が犠牲フライ。享栄が先制。1-0
3回表、1死2塁から3番永田がタイムリー2ベース。4番西久保もタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、川田。3-0
4回表、2死満塁から4番西久保が3点タイムリー2ベース。6-0
5回表、ピッチャー交代、堀尾。
5回裏、4番米澤がチーム初ヒット。5番の田多も連打で無死1,2塁とするも後続が倒れ0点。
7回表、1死満塁から9番杉本が2点タイムリー2ベース。1番パウエルが2点タイムリー2ベース。2死3塁からワイルドピッチで1点。この回5点。11-0
7回裏、ピッチャー交代、杉浦仙。
享栄が7回コールドで勝ちました。

総評

享栄の打線が予想以上に良かった。2ベースが7本。間に落ちたとかではなくしっかりと捉えて外野を越していく打球がほとんどでした。しっかりと芯に当てる打撃が出来ている印象。近年の享栄はそんなに打てるイメージが無かっただけにちょっとびっくりしました。

投手も上倉投手、杉浦仙投手がともに130km中盤の球を投げて至学館打線を寄せ付けず。投打にレベルが高いな、と感じました。

パウエル選手は身体能力が高そうで、素材として楽しみになりました。

至学館はなかなか捉えた打球が打てず、5回にようやく初ヒットが出たものの得点ならず。追い込まれて当てにいって押される、という感じが多かった。ランナーが出ないので攻撃の幅も広げられず。

投手陣も何とかリズムを崩そうと工夫は感じましたが・・・。強豪にどっしりやられると厳しいというのがもろに出た試合に。

堀尾投手はMAX134kmをマーク。なかなか楽しみな投手でした。

ピックアップ選手

享栄 西久保 颯 内野手(3年)

4番サードで出場し2安打がいずれもレフトオーバーの長打。4打点と4番の仕事を果たしました。チームを勝たせる打撃を期待したいですね。

享栄 永田 蒼空 内野手(3年)

3番1塁で出場。最終回にサードへ。3安打1犠飛1死球と全打席で出塁。2打点と活躍しました。2ベースの2塁到達も7.78秒と速く、能力の高い選手。

享栄 パウエル キアヌ 外野手(3年)

3安打で2ベース2本。バントヒットもありスピードも申し分ない選手。将来性が高そうな選手ですね。

享栄 上倉 直希 投手(3年)

先発して6回を2安打無失点。無四球とコントロールの良さも光る。MAX135km。タテの変化も上手く使っていました。

享栄 杉浦 仙太郎 投手(3年)

身体ががっしりとしていて、MAX136kmをマーク。ボールに力がありました。

至学館 堀尾 映太 投手(3年)

5回からマウンドへ上がり、2イニングはまっすぐで押し込み0点。3イニング目に捕まりましたが・・・。MAX134km。スライダーにカット、チェンジアップも投げていました。まだ伸びそうな右腕。

至学館 米澤 虎徹 内野手(3年)

4番1塁で出場。1安打1死球。チーム初安打を放つ。

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