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東京ガスーヤマハ 観戦記(2024年JABA静岡大会準決勝)

4月8日に浜松球場で行われた準決勝第2試合、東京ガスーヤマハの観戦記です。
地元勢最後の砦となったヤマハがどういう試合を見せるか、注目して観戦しました。

東京ガス
000000000|0 H7 E1
10100100X|3 H5 E1
ヤマハ

東京ガス
高橋(34)、伊東(14)-津原、薩美

ヤマハ
九谷(13)、沢山(34)-大本

投手成績

東京ガス

高橋佑樹 7回 89球 被安打5 四死球2 三振2 失点3

伊東佳希(旭川北-星槎道都大 1年目) 1回 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0

ヤマハ

九谷青考 5回 71球 被安打5 四球0 三振3 失点0

沢山優介 4回 58球 被安打2 四球2 三振5 失点0

(出場選手)

東京ガス
D楠(1) 5中濱(7) 8中尾(33) 3加藤(8) 7冨岡(0) 9笹川(24) 4相馬(3) 2津原(22)→R薩美(27)→2→H小野田(26) 6北本(2)

ヤマハ
3秋利(4) 4宮崎(2) 9網谷(5) 2大本(22) 7桃谷(26)→H川邉(8)→8前野(25) 5小林(6) D笠松(33) 6相羽(10)→H永濱(7)→6 8西村(0)→7

(試合経過)

1回裏、1死2塁から3番網谷がタイムリー。ヤマハが先制。1-0
3回裏、2死1,2塁から3番網谷がタイムリー2ベース。1塁ランナーはホームタッチアウト。2-0
6回表、ピッチャー交代、沢山。
6回裏、1死2塁から3番網谷のヒットにレフトのエラーが重なりランナー生還。3-0
8回裏、ピッチャー交代、伊東。
ヤマハが勝って決勝進出を決めました。

総評

東京ガスはこの試合までは3試合全てコールド勝ちと打線が好調。抑えるには速球派よりも軟投派と考えたのか九谷投手が先発で、これが上手くはまりました。

バックの守備や自身の好プレーもあり、5回を投げ切って無失点。6回からは一転して速球派の沢山投手がマウンドに上がり、140km前半のまっすぐで押すピッチングで抑え込まれました。

ヤマハはまず投手起用で上手く東京ガス打線を封じ、攻撃では網谷選手が絶好調。上手くランナーを置いて回し、タイムリー2本に、6回もコーチャーが止めなければタイムリーとして記録されていた当たりだったので、3点すべてに絡む活躍。ちょっと手がつけられなくなっている感じでした。

ルーキーが3人起用されましたが、西村選手が1本ヒットを放ち活躍。栄徳出身。頑張ってほしいですね。

東京ガスも8回、9回は沢山投手を攻めて2人ずつランナーを出したのですがあと一本出ず。完封負けとなりました。

ピックアップ選手

東京ガス 冨岡 泰宏 外野手(下関商-神奈川大 5年目)

5番レフトで出場。2安打のマルチ。バントヒットも決めていました。

東京ガス 津原 瑠斗 捕手(日大三-日本大 3年目)

5回にチーム唯一の長打となる2ベースを放つも走塁時に怪我。大怪我でないといいのですが・・・。

東京ガス 高橋 佑樹 投手(川越東-慶応大 5年目)

先発して7回を3失点。失点したイニングも1点に抑えているので試合はしっかりと作りました。同じ打者(網谷選手)に3打席やられたので、試合の中で対応できるようにしたいですね。

ヤマハ 網谷 圭将 外野手(千葉英和-横浜DeNA 27歳)

3番ライトで出場3安打で全て得点に絡む打撃でした。長打力もあり対応力も素晴らしい。

ヤマハ 九谷 青考 投手(南部-東農大 13年目)

先発して5回を無失点。130kmに満たない球速ですが、東京ガスの選手にはタイミングが取りずらそうでした。2廻り目には捉えられてくるのですが、それまでは抑えて試合を作れるのが強み。

ヤマハ 沢山 優介 投手(掛川西 3年目)

6回からマウンドへ上がり強いまっすぐで押していました。九谷投手からのリレーで球速差も活かしていた印象。9回で140km台を並べていたので安定した球威は出せていましたね。

ヤマハ 西村 進之介 外野手(栄徳-専修大 1年目)

9番センターで出場。途中からレフト。1安打を放ち、ホームへ返ってきました。足もあるし能力の高さが光ります。

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