限界突パ

中嶋聡監督の采配ズバリ。的中の3番・紅林が意味するもの。

SMBC日本シリーズは第6戦を終えて3勝3敗で最終戦にもつれることになった。

接戦となるとは思ったが、これほどの拮抗した戦いになるとは想像はつかなかった。

シリーズ前、指揮官同士の戦いになるとここでも書いたが、その戦いでは阪神・岡田彰布監督の方に分があった。特に、甲子園での3連戦では選手の交代期がズバリ的中し、百戦錬磨の指揮官の力量を見せつけられているようでもあった。

 しかし、11月4日、京セラドームに戻っての第6戦ではオリックス・中嶋聡監督が見事に逆襲を見せた。3番に起用した紅林弘太郎がぴたりとハマり、勝敗を五分へと戻したのである。

実は、甲子園での3連戦まで、中嶋監督はオーダーにおいて、一つのミスを犯している。

(残り 1704文字/全文: 2011文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ