限界突パ

西武は”投手ドラフト”で先発・中継ぎとも選手層に厚み。来季は一気に優勝戦線に殴り込みか。【未来のオーダー予想から見るドラフト答え合わせ】

先月26日、プロ野球のドラフト会議が東京都内で開催された。本ウェブマガジンでも、各球団の補強ポイントなどを特集してきたが、実際、ドラフトの結果はどうだったのかを振り返ってみたいと思う。前回も使用した3、5年後のオーダー青写真を参考にしながら振り返っていきたいと思う。第2回目は西武。(取材・文 氏原英明)

12球団の中でも上位クラスの評価を受けるドラフトを展開した。補強ポイントは明確にあったが、今年のドラフトの市場を意識した指名を展開。投手陣メインのドラフトにシフトした戦略は評価されるべきだろう。

一つずつ見ていこう。
1位は宣言通り、大学NO1サウスポーの呼び声が高かった国学院大の武内を指名。重複したが、抽選で見事引き当てる強運ぶりを発揮した。投手の厚みという部分において大きな財産を得たと言えるだろう。エースの高橋光成は今オフのメジャー挑戦を断念したが、言い換えれば数年後には海を渡っている可能性は高い。平良もその意思があると判断すると、ここでナンバーワン投手を取れたのは大きい。

この後も続々と投手を指名した。なかでも

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