かるたーの大阪野球マガジン

令和6年度春季近畿地区高等学校野球大会大阪府予選 5月6日の結果

5回戦から連戦という厳しい日程の中で行われた大阪大会の準々決勝。2球場に振り分けられて行われた戦いは私学勢による熱戦が繰り広げられた。結果は以下のようになった。

5月6日

準々決勝

大阪シティ信用金庫スタジアム(舞洲)

第一試合 大院大高 21 大阪桐蔭

第二試合 大商大高 83 清教学園

南港中央

第一試合 東海大大阪仰星 124 太成学院大高(7回コールド)

第二試合 興國 21 精華

大院大高が4回戦の履正社に続いて、大阪桐蔭にも勝利した。二強が同一大会で同じ相手に負けるのは2019年秋の近畿大会で天理に敗れて以来で、大阪大会に限ると、2009年夏のPL学園以来となる。この当時の履正社はまだPL学園、大阪桐蔭に次ぐ有力校という位置づけで見られていたと思う。そのため、当時と今では大阪桐蔭、履正社に同一大会で勝利という意味合いも違ってくる。春の大会とはいえ、二強を相手に勝利する実力は疑いようもない。他メディアでも今坂幸暉のコメントが出ているが、「大阪1位ではなく、日本一をめざしてやっているので、今日、勝って満足している人は一人もいないと思う」とあるように準決勝以降、改めてチームの真価が問われる戦いとなるだろう。

大阪学院大高の主将も務める今坂幸暉(ともき)。走攻守にハイスペックなプレーはニュースターの誕生を予感させてくれる

そして、二強に勝利した大院大高を追う存在となる他の四強には大商大高、東海大大阪仰星、興國が勝ち進んだ。大商大高は2019年春に優勝、東海大大阪仰星も2017年春の近畿大会(大阪開催)に出場し準優勝、興國は昨秋に続いて4強入りし、3位で近畿大会に出場しており、実績は申し分なしの3校だ。この実績のある3校相手にノーサイン、ノーバントの攻撃的な野球で凌駕できるか。挑戦者が集う四強による見ごたえのある試合に期待したい。

また、この日の舞洲の第一試合のレポや今坂幸暉選手の個別寸評なども書いてみたいと思っているので、そちらもお楽しみに。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ