「打たれる気配はなかった」彦根東OB・高内希がノーノー未遂の裏側を激白
今から7年前に行われた第90回記念選抜高等学校野球大会。2季連続で甲子園に出場した滋賀の彦根東は初戦で主将・高内希の逆転の3ラン本塁打もあり、神奈川の慶應義塾を4対2で下した。
続く3回戦では岩手の花巻東と対戦。この試合でエース左腕の増居翔太(現トヨタ自動車)は9回まで無安打無得点の快投を見せる。しかし、打線の援護はなく、試合は延長戦へ。10回裏に初安打を浴びると、無死満塁から犠飛を打たれて、0対1のサヨナラ負けを喫した。
ノーヒットノーラン未遂となり、大きな話題となったこの試合。捕手として増居の球を受けた高内に振り返ってもらった。
プロフィール
高内希(たかうち・のぞみ)
2001年2月19日生まれ。滋賀県近江八幡市出身。中学時代は滋賀野洲ボーイズに所属。彦根東高では主将として3年春の甲子園に出場。初戦の慶應義塾戦で逆転の3ラン本塁打を放ち、勝利に貢献した。高校卒業後は一浪して大阪市立大(後に大阪府立大と統合して大阪公立大)に入学。4年春には正捕手として全日本大学野球選手権初出場に貢献した。就職活動のために大学を1年留年するも志望していた大手食品メーカーから内定をもらい、4月から晴れて社会人となる。
臨機応変な配球で花巻東を抑え込む

彦根東高時代の増居翔太
「打たれる気配は全くなかったですね」と話す高内。その裏には事前に準備していた配球プランがあった。
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