九ベ! ——九州ベースボール——

頂点までのあと一歩を埋める「バッテリー力(りょく)」━━Honda熊本・渡辺正健監督②

強力打線が本領発揮とならず、9年連続の都市対抗出場を逃したHonda熊本。しかし、日本選手権予選では持ち前の「強さ」を取り戻し、準優勝した昨年に続く本大会出場を第2代表で決めた。

東芝との初戦が迫る中、チームの強化は着々と進む。決戦の地・京セラドーム大阪への出発を前に、渡辺正健監督にマイクを向けた。

 

「育成」と「結果」を両立した会心の予選

━━日本選手権予選では、大会を通じてのマネジメントが上手く回ったと仰っていました。
「今年になって米倉貫太をHondaから移籍で獲得しました。彼ら若い選手に育成の場を与えながら、最終的にエースの片山雄貴で第2代表を獲れたというのは、チームとしては非常に実のある流れだったと思います。米倉は敗れはしたものの、今まで代表決定戦のような大事な試合で投げたことはありませんでしたからね。でも、そこは絶対に経験させてあげたかったです。だから、育成と結果を両立させることができたという意味では、本当に良い予選になりました」

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