【高校】春の大会、開幕間近。新監督率いる注目校をピックアップ
春の地区予選の開幕が4月29日に迫った。4月の人事異動で監督の交替は全体的に少なめだった。それでもいくつかの強豪、伝統校で交替があり、ベテラン監督の異動もあった。新監督の観点で注目校を確認したい。
4地区の中でも北信の交替が多かった。長野商は、池田前監督の異動に伴い、前部長の赤須教諭が監督に就いた。昨秋は北信準々決勝敗退し県大会を逃しているが、好投手がいるだけにあなどれない。赤須監督は19年春に監督として指揮を執り、県4強に導いている。
↑ 今年、創部100周年を迎えた長野商業
昨秋の北信チャンピオン・長野日大は松橋コーチが監督に昇格。攻撃的なスタイルで、チームがどう変革していくか注目される。
長野西は10年指揮を執った大槻前監督の異動で、前部長の丸山教諭が監督に就いた。昨秋は県大会を逃しているが、投打に力があり、機動力も使える。
東信では、ベテラン花岡監督が、岩村田から上田に異動した。上田千曲、岩村田でそれぞれ夏4強に導いた手腕は誰もが認めるところ。伝統校ではどんなチームづくりをするのか、注目したい。
花岡監督の異動に伴い、岩村田には、中野立志館などで指揮を執った栁澤監督が就任した。
また上田千曲には、前の松本工業監督の古屋教諭が監督に就いた。昨年から新井・前監督の下で顧問として携わってきたためチーム状況は把握している。新井教諭は下諏訪向陽の部長に就いた。
岡谷南は昨秋から、倉坪前監督に代わって前部長の春原教諭が監督に就いている。投打の柱・星野を擁する岡谷南は昨年秋の大会を出場辞退したため、この春が初めての公式戦になる。徹底して鍛える倉坪前監督の下で学んできた春原監督の采配が注目される。倉坪前監督は県教委に異動した。
飯田は、熊谷・前部長が母校の監督に就いた。熊谷監督は、高遠、池田工で監督を務めた。
昨年は中止になった春の大会は2年ぶりの開催となる。しかし新型コロナの影響で、チームによっては練習に制約がある中で大会を迎えることにもなりそうだ。