【女子野球】各地で普及、交流のイベント開催
女子野球の普及、交流イベントが各地で行われている。
11月12日は筑北村坂井グラウンドで中学女子の軟式野球交流大会が行われた。昨年創部し同グラウンドを拠点に活動する「長野フェアリーズ」で代表を務める原山哲也さんが企画。フェアリーズのほか、高崎レッドヴィーナス(群馬)と県央BLジャイアンツ(新潟)の県外勢も参加し、三つ巴で対戦したり、遠投大会やラプソード測定をしたりして交流を深めた。
原山さんは2年前に小学生を対象に同様の交流大会を開いたが、中学生は初めて。原山さんは「女子野球の盛り上げにつなげ、野球を楽しんで交流を深めてほしい」と話していた。
高崎が2戦2勝で、フェアリーズは1勝1敗だった。
▼交流大会に参加の長野フェアリーズ▼
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中学硬式の伊那リトルシニアは11月19日、南箕輪村大芝球場で小中学生の女子選手を対象にした体験イベントを初めて開いた。
40年以上の歴史がある伊那シニアは、19年に初めて女子選手(現松本国際高2年)を受け入れて以降、女子の入部が続き、現在1、2年生に1人ずつ所属。南箕輪村の拠点グラウンドのトイレを女子用に改善するなど受け入れ態勢を整えている。
しかし、まだ女子野球の受け皿の認知が浸透しておらず、伊那シニアが体験の場を設けた。
イベントには南信地区の小学生や県外からの中学生ら10人余りが参加。シニア信越連盟の女子チーム「レディース信越」や松本国際高女子硬式野球部の選手たちがサポートに回り、慣れない硬式球でノックを受けたり、フリーバッティングをしたりした。
伊那シニアの小澤健監督は「小学生の女子選手に、中学ではこういうふうにやっていることを知ってもらえたらいい」と話していた。
▼伊那シニアの普及イベントの模様▼