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【高校】甲子園塾に小諸商・西澤監督が参加

高校野球の若手指導者を育成する日本高野連の「甲子園塾」(塾長=山下智茂・星稜高元監督)が3年ぶりに大阪などで開催され、長野県から小諸商の西澤彰泰監督(38)が派遣された。

↓ 甲子園塾に参加した小諸商・西澤監督

全国から指導者が参加し、2期に分かれて座学や実技講習を行った。西澤監督は12月9~11日に、中沢佐伯記念野球会館(大阪)などで行った2回目に参加した。

講師は山下塾長のほか、新納弘治・元関大北陽監督と大野康哉・松山商監督、黒江英樹・長崎県高野連理事長が務めた。

座学の講座の一つ「新入生に対する指導」で、大野監督は入部当初に野球部の方針や高校生活の習慣などをできるだけ指導するように勧めた。

東大阪大付属柏原高での実技講習では、講師が同校野球部員を相手にキャッチボールやノックなどを指導した。「大野先生は、『どういう雰囲気で取り組むが大事』と言われていた。指導を受けた部員たちの反応がすごくよくなった」と西澤監督は感心。

山下塾長は、選手と一対一の「けんかノック」を披露。西澤監督は「ノックしながら互いに対話していた。チームスポーツなので、周りの部員たちが盛り上げていた」と、参考にしていた。

全国から30代を中心に監督、部長ら24人が参加。チームが置かれた境遇もさまざまで、「いろいろな縁が出来、刺激になった」と言う。

西澤監督は「生徒は監督の映し鏡で、監督の力量次第と言われた。組織としてレベルアップさせるため、どんなことを伝えていけばいいのか考えていきたい」と、指導現場に持ち帰った。

西澤監督は穂高商の監督を経て、5年前に小諸商に赴任。部長を経て、この4月に監督に就いた。

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