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【高校】長野大会準優勝 松商学園・松宗監督インタビュー(上)

第105回全国高校野球選手権長野大会

昨秋の県王者・松商学園は、ノーシードながら実力通り決勝に進出。第1シードの上田西と終盤に激しい攻防を繰り広げたが、猛追及ばず6-7で惜しくも敗れた。わずかに及ばなかった1点の差は何だったのか。新チームが始動している松商学園を訪ね、監督として初めての夏を戦った松宗勝監督(43)に長野大会を振り返ってもらった。

↓ 準優勝表彰を受けた松商・松宗監督(中央)

【松商学園 長野大会戦績】
▽1回戦(しんきん諏訪湖)
〇6-2下諏訪向陽
▽2回戦(オリスタ)
〇10-0中野立志館
(5回コールド)
▽3回戦(オリスタ)
〇7-3屋代
▽4回戦(オリスタ)
〇2-0長野
▽準々決勝(オリスタ)
〇11-0諏訪清陵
(5回コールド)
▽準決勝(オリスタ)
〇11-6都市大塩尻
▽決勝(オリスタ)
●6-7上田西

↓ 決勝戦後の挨拶で健闘をたたえ合う松商、上田西両校ナイン。

―監督として初めて戦った夏は
松宗監督 秋や春は1週間ごとの戦いで、特に秋は8月末から10月までと長い。夏の大会は3週間だったが、すごく長かったです。3週間で7試合を戦うタフさが、メンタル面も体力面でも必要だと感じました。

―春の大会は中信地区代表決定戦で敗れ、夏に向けて早く始動できた。夏への準備は思う通りできたか
松宗監督 春は県に行けず公式戦を多く経験できなかったが、夏までのチームづくりはイメージ通りに進み、故障者も出なかったのはよかったです。

―エース大塚君に加え、この春からは竹内君が長いイニングを投げられるようになり、昨秋は故障で未登板の齋藤君も復帰した
松宗監督 3人の投手は春の段階で調子の悪いときもあったが、「勝負は夏だから」とずっと話はしてきました。夏にピークを持っていくためにはどう取り組むか。調子が悪かったりうまくいかなかったりしたときも「投手としての存在感を出してやってほしい」と言ってきました。ですから完投させたりリリーフさせたり、夏に向けていろいろイメージしてきました。

―県内屈指の投手陣と言えるが、大塚君は抑えに決めていたのか
松宗監督 6月末までの練習試合の内容や経験値、あとは7試合戦う中でどう投手をやりくりするかを考えました。3人プラス青柳の4投手をベンチに入れ、齋藤は1回戦、3回戦、準々決勝そして決勝、竹内は2回戦、4回戦、準決勝で先発させ、大塚は展開によってのフル回転、青柳もフル回転で行くと伝えていました。

↓ 決勝で先発の齋藤(13)から8回途中、エース大塚にスイッチ

※インタビュー(下)に続くー

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