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【コラム】各カテゴリーで全国大会終了 県勢全般に苦戦

青少年世代の各カテゴリーで全国クラスの大会が主に7~8月に行われた。初戦を突破したチームはあったものの、全般に戦績は低調に終わった。ただし新たな扉を開けたチームもあり、新チームへと移行して県勢の巻き返しが期待される。

高校は、8年ぶりに上田西が長野大会を制し夏の甲子園に出場。結果的に4強入りした土浦日大(茨城)と開幕戦で対戦し、2-2のまま延長10回タイブレークまでもつれたが、3-8で敗れた。県勢は2年連続で初戦敗退となった。

高校軟式は、県代表の松商学園、上田西が北信越大会に進んだが、ともに優勝を逃し、全国大会出場を逃した。県勢が全国大会出場を逃したのは、コロナ中止の20年を除き6年ぶり。

中学生世代は、軟式の松本国際中が、県勢として北信越大会を20年ぶりに制し、全国大会(全中)に初出場。全中でも県勢で20年ぶりの1勝を挙げ、過去最高に並ぶベスト8入りを果たした。

↓ 全中初出場で1勝の松本国際中

硬式のシニアは、最大の日本選手権に岡谷シニア(信越1位)と松本南シニア(同2位)が出場したが、ともに初戦敗退となった。松本南は、続く全日本中学選手権ジャイアンツカップにも出場し、初戦を突破し16強入りした。

ボーイズリーグは、最大の日本選手権大会の県支部予選(長野、新潟県)で新潟ボーイズが優勝し、県勢の本戦出場はならなかった。

小学生世代は、軟式の全日本学童大会(マクドナルド・トーナメント)に、県代表で野沢浅間キングス(佐久市)が初出場。野沢クラブ、浅間スポ少の両強豪が統合したチームで上位進出が期待された中、1回戦は突破したものの、2回戦敗退となった。

硬式のリトルリーグは、最大の全日本選手権には、信越大会を制した新潟リーグが出場。マイナーのMLB CUPは、上田南リーグが初戦突破し準々決勝で敗れた。全国選抜大会には松本リーグ・南が出場し、1回戦敗退となった。

女子野球も苦戦を強いられる中、中学軟式の長野フェアリーズ(筑北村)が第8回全日本中学女子大会で県勢として初勝利を飾った。女子では小中高の全カテゴリーを合わせても主要全国大会で勝ったのは初めて。

↓ 県予選で初優勝し全国大会に出場した長野フェアリーズ

このほかの女子は、中学シニアのガールズチャンピオンシップ大会ではレディース信越(信越連盟選抜)が初戦敗退。小学生軟式のガールズトーナメントも1回戦で敗れた。高校硬式の全国高校女子硬式野球選手権大会には松本国際と、創部2年目の佐久長聖が出場したが、ともに初戦で涙を飲んだ。

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