【中学硬式】ジャイアンツカップ 松本ボーイズが出場権獲得
中学硬式野球の各団体が日本一を目指す「第18回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ」(8月19日開幕・東京ドーム)に、北信越Bブロック(長野、山梨)で松本ボーイズが代表となった。松本の同大会出場は2015年以来、2回目。
↓ 9年ぶりのジャイアンツカップ出場を決めた松本ボーイズ
松本は圧倒的な攻撃力で、ボーイズリーグの日本少年野球選手権大会県支部予選(6月上旬)を4年ぶりに優勝。日本選手権(8月2日から)出場権を獲得したのに加え、県支部代表としてジャイアンツカップ北信越Bブロック予選大会(7月6日)に進み、リトルシニアの県代表3チームとトーナメント戦を行った。
<北信越Bブロック予選>
▽1回戦(準決勝)
佐久シニア3-2松本南シニア
松本ボーイズ4-3大町シニア
▽決勝
松本ボーイズ12-9佐久シニア
松本は1回戦で、1点ビハインドの5回、長打を絡めて3点を奪って逆転。岡庭、中西のリレーで粘る大町を4-3で振り切って決勝に進んだ。
決勝では3回表までに12―2と大量リード。しかし降雨中断を挟み、佐久シニアの猛追を許したが、12-9で逃げ切り県代表となった。
松本は、ジャイアンツカップ出場を懸けて、山梨県代表の甲府南シニアと代表決定戦(7月13日・伊那市)に臨んだ。
▽代表決定戦
甲府南0000000 0
松 本002010X 3
松本は3回、田中の適時打などで2点を先取。先発の岡庭は変化球を有効に使い、甲府南打線に的を絞らせず、7回を完封して本戦の代表権を得た。
松本が前回の15年は、ボーイズの東日本ブロックで代表権を得て出場。翌年から予選方法が変わってから、県勢は山梨勢に阻まれていたが、昨年初めて松本南シニアが代表権を得て、ジャイアンツカップでも初戦突破している。
松本は8月、ボーイズの日本選手権と2つの全国大会を控え、ハードな日程。「子どもたちはジャイアンツカップ出場を目標にやってきた」と松野監督。「突出した選手はいないが、毎試合ヒーローが違ってくるのが持ち味。守備がいいので、無駄な点を与えないこと。いいパフォーマンスができるようにもっていきたい」と心待ちにしている。