住民監査請求の結果を新聞が報じたのはいいけれど—Colabo
暇空茜[傍流編10]-(松沢呉一)-[無料記事]
「暇空茜による住民監査請求の結果が発表されて、Colabo問題は次のステージへ—–Colabo×暇空茜[傍流編9]」の続きです。
「東京新聞」の見出しに注目
昨日の早い時間に「サンスポ」が記事を出し、夜になって、続々記事が出ました。
以下は「東京新聞」。
2023年1月4日付「東京新聞」
共同通信の配信記事です。気になることがあるのですが、後でまとめてやります。
ロイターも共同通信の配信記事です。
2023年1月4日付「ロイター」
同じ記事なのに、見出しが全然違います。
以下も共同通信の配信記事を使った青森の新聞。
2023年1月4日付「東奥日報」
共同通信の「47NEWS」に記事が出てないので、確認できないのですが、オリジナルの見出しは「東京都に経費再調査を求める」だけなのか、「東京都に経費再調査を求める 女性支援事業の監査結果」なのか、どっちかわからないながら、そこに東京新聞が「請求の大半は退ける」なんて加えているのはなんなんですかね。住民監査請求を「リーガルハラスメント」だとしたあの呆れた記者会見をまんま垂れ流した「東京新聞」としては、「一部しか認められなかった」、つまりあとは「リーガルハラスメント」だと言いたいのかもしれないですが、「一部でも認められたのは画期的」「一部でも認められたらColaboの負け」って話じゃないですかね。
同社の記者が暇空茜に訴えられたために、その意趣返しかとも思いますが、記事でそういうことすべきではないと思います。
暇空茜の言い分を掲載しないのは偏向では?
時事通信も記事を出してますし、「毎日新聞」が自社記事を出していますが、暇空茜の意見を取り上げている新聞はひとつもありません。キモヲタの意見は聞く価値なしってか。
今回の結果に対して暇空茜は納得しておらず、住民訴訟を起こすようですが、それもこれらの記事ではわかりません。共同通信の記事では、Colaboの言い分だけを紹介して、「監査結果に関する交流サイト(SNS)での誹謗中傷に対し、法的措置を取る予定だとしている」との脅しで締めくくってます。こういう脅しは、以下に出てくるような証言者たちが証言しにくい空気を作り出していることをもうちょっと考えるべきではなかろうか。
どの社も住民監査請求の結果をシンプルに伝えるのみで、のりこえねっとがYouTubeで「イリーガルハラスメント」をして、共同代表の上野千鶴子が訴えられたなど、メディア的にオモロいネタを取り上げる新聞はなし。通常の新聞記事ではそこまでは難しいので、週刊誌が取り上げればいいのに。
実際、あの裁判で上野千鶴子がどう対抗するつもりなのか、興味津々です。「私がやりました」ってことにするのか、「私ではありません。犯人は〇〇さんです」と押し付けるのか。ああいう看板的な代表に名を連ねている人にも責任はあるので、誰がやったのかを明らかにせずに、その責任の範囲を争うことになるのか、どれなんでしょう。
それはいいとして、ここまでのマスコミの様子だと、記者がColaboのシェアハウスにいた女性らや職員に取材して、Colaboの内情を暴くなんてこともありそうにないです。
まっ、これは自民党の議員さんたちに期待するとしましょう。この私がなんで自民党の議員に期待しなければならんのかと思うけれど、共産党、社民党、立憲民主党が全滅なので、しゃあないわ。
sioさんに続いて、同種の施設での酷い待遇についての告発も大晦日に出てましたね。
こういう文書を残しておいたのは賢明。1日2食で、風呂も週2回なのに、93,600円は高いべ。
「お仲間さん」というのは、Colabo周辺の他団体ってことです。今後他にも延焼しそうなことは新聞からはまるで読み取れず、その延焼においても、新聞やテレビはなんの役割も果たさないのだろうと予想できます。見放していいんじゃないですかね。マスコミにこうも期待をなくしたのは初めてかもしれない。
続きます。