松沢呉一のビバノン・ライフ

パソコンやスマホが次々壊れた事情が判明—ここからは元に戻る予定-(松沢呉一)

 

買ったばかりのMacがまた壊れた

 

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2週間の休みの後更新した「早い夏休みに聴いた「弥助やないかい」と「ヤリマンのテーマ」—文化盗用とパクリ[21]」を出したっきり、1ヶ月休んでしまいました。

なぜかと言えば新しいMacがあの翌日に壊れたのです。症状はこれまでとまったく同じ。

何がどうなっているのかさっぱりわからん。我が家は磁場が狂っているとか、機械を破壊する呪縛霊が取り憑いているとか、何か超常的な現象かもしれず、ヤバイ帝国由紀子に相談しなきゃ。

 

 

原因が何にしても、ただでさえやる気を奪われているところにこの追い討ちはキツすぎました。

大谷翔平って、実力があるのはもちろんのこと、その実力が招く幸運も凄まじい。40盗塁を達成した試合で、サヨナラ満塁ホームランで40本塁打を達成するなんて奇跡的ドラマは、スタジアムにいた全選手、全審判、全観客が買収されて協力したところで実現できません。

その裏ヴァージョンが私です。これだけ連続して、パソコン、スマホ、ディスプレイが壊れるのもまた奇跡的。

Macは購入から2週間以内なら新品と交換することになっているので、残った力を振り絞って、壊れた翌日、購入したApple Storeに予約を入れ、数日後に持って行きましたさ。

故障担当のスタッフは、Macを奥に持っていき、しばらくして戻ってきました。

彼はパソコンの中の写真を見せてくれました。水滴がついてます。

「何かこぼしましたか」

「いや、一切こぼしてないです」

「ご家族がこぼしていないですか?」

いねえよ。

怖くなりました。やはり呪縛霊の仕業に違いありません。

「購入した日は雨が降っていて、傘を差していなかったので、そのせいですかね」と私は言いながら、「でも、箱に入っていたしな」と自分で否定。

 

 

アルコール依存症になっていた

 

vivanon_sentenceここで私は気づきました。

「あ、アルコールかも」

コロナ以降、私はアルコール依存症で、机の前にはつねに1リットル入りのアルコールのボトルが2本あって、そこから小さなボトルに小分けして、家の各所に配置してます。家に帰ると、手を洗わず、アルコールをかけます。トイレにも置いているので、ウンコした後もアルコールです。手だけでなく、ケツも拭きます。食った後の食器もしばしばその場でアルコールで拭き取ります。油があっさり落ちるので、洗剤要らず。

ここまでは消毒という意味が維持されてますが、アル中なので、そこから逸脱してしまうことを避けられず、ハエやゴキブリにもかけます。直撃すればコバエはそれだけで死にますし、ゴキブリは死にはしなくても動きが悪くなり、天井や壁から落ちてきたところを潰します。壁にいるところを叩いて殺せばいい時でも、一旦、アルコールをかけるのが習慣です。

パソコンのモニターが汚れると、直接アルコールをスプレーしてティッシュで拭きます。こんなことをしていいのかと少しは考えましたが、すぐに蒸発するので大丈夫と自分を納得させてました、酒飲みが「酒は良薬」などとして、酒を飲む口実を見出すのと同じ。

このことをApple storeのスタッフに言ったのですが、彼は興味がなさそうでした。次の予約時間が迫っていたのでしょう。

何が侵入したにせよ、こちらの過失であり、新品の交換も保証も効かず、購入価格と同じくらいの修理代がかかるとのこと。15万円台だったと思います。これが橋の上だったら、すぐさま飛び降りかねないところです。

がっくりしている私に、彼はこう言いました。

「聞いた話では、このくらいの見積もりの故障を修理屋さんに出したら、5万円くらいで済んだそうなので、修理屋さんに行ってみるといいかもしれないですね」

現在のMacは例えばモニターであれば故障箇所を直すのでなく、モニターを全とっかえする方法が取られています。純正品しか使えず、だから高くなります。事情は修理屋でも同じで、Appleからパーツを取り寄せるのですが、同じ機種の中古品からパーツを取る方法があるのかも。

✴︎一般社団法人アルコール協会のサイトより。これによると、パソコンやスマホに使っても良さそうですが、「アルコールを柔らかい布に少量つけ拭く」とあって、スプレーでかけていいとは書いていません。

 

 

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