外国人が運転することの怖さ—移住する中国人たち(4)-(松沢呉一)
「ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、フィリピン、米国、日本で暗躍する中国マフィア—移住する中国人たち[3]」の続きです。
事故を起こして救助活動をしない中国人大学院生
夏休み中に思ったのですが、中国人の運転による死亡事故が多すぎではないか。8月から9月のかけての1ヶ月ちょっとの間に2件起きてます。
8月1日 神奈川・海老名市の県道を、軽く100キロを超えるスピードで走ってきたBMWが、スピードを落とさずに追い抜こうとして中央分離帯に乗り上げて大きくジャンプして、反対車線から来たトラックに激突し、トラックの運転手は死亡。BMWを運転手していた中国籍の大学院生(23)は軽傷。氏名は公表されておらず。
9月5日 札幌市北区の信号のない交差点で出会い頭の衝突事故があり、片方の乗用車に乗っていた1名が死亡、3名が負傷。一時停止の表示を無視して突っ込んできたもう一方の乗用車を運転していた中国籍の傅暁芬(34)は過失運転傷害の疑いで逮捕された。
2つ目の事故の容疑者である傅暁芬は女です。簡体字だと「晓」になるはずですが、日本の文字ではないため、変換したのだと思われます。台湾だったら、そう書くでしょうから、中国人でしょう。
たった2件ですが、とくに前者は悪質で、ドライブレコーダーに残された映像を観ると、どんなに急いでいようとも、ありえないスピードを出し、無理な追い越しをしようとする様子がはっきり残されています。この件は危険運転致死罪で起訴されています。当然です。
その上、目撃者によると、中国人大学院生は、軽い怪我しか負っていなかったのに、事故後は路肩に座り込んだまま、救助活動もせず。「また親に頼んで車を買ってもらわないと」なんて思いを巡らせていたんでしょうかね。
他人のことなどどうでもいい。中国人によく見られる特徴です。
しかし、この2例だけでは中国人あるいは外国人による交通事故が多いとまでは言えず、本年の死亡事故を検索して集計しようとしたのですが、すぐに挫折しました。というのも、死亡事故でも国内メディアが報じていないケースがあるのです。負傷者が病院に運ばれた段階で警察が発表し、のちに亡くなったようなケースでは続報が出ないこともあるでしょう。また、運転手が外国籍であることが記載されていないこともあります。
そのため、報道を探っても正確なことはわからず、別のデータを探しました。充実したデータはコロナの前のものばかりで、最新のものは見つからず。
✴︎2024年8月5日付「FNNプライムタイム」
群馬県の外国人事故率
そこで、いくつかのデータから断片を寄せ集めてみました。まず、群馬県警察本部交通部交通企画課「令和5年 群馬の交通事故統計」より、「外国人の関係した交通人身事故」。
この数字は、第一当事者、第二当事者を合わせたものです(事故の多くは双方に責任があり、責任が重い方を第一当事者とする)。長期滞在にしても、観光客にしても、日本の交通法規を知らず、知っていても守る気がなければ人を轢いたり、轢かれたりするってもんです。
令和5年12月末の数字で、群馬県在住の外国人は72,315人。群馬県の人口1,919,242人の3.8%に該当。事故は7.1%ですから、群馬県において、外国人は全体の1.86倍事故を起こしたり、巻き込まれたりしています。
ただし、ここでの交通事故数には、短期滞在者によるものが含まれていると思われるので、その分数字は高くなっていそうです。
ここがまた問題。
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