松沢呉一のビバノン・ライフ

もっとも早くから日本で開催されてきた「KMF(韓国ミュージックフェスティバル)」も今年で終了—韓国のポップスに浸ってみた(8)-(松沢呉一)

文化に金を使わない韓国人が韓国文化を誇る奇妙さ—韓国のポップスに浸ってみた(7)」の続きです。

 

 

明日は「KMF2024」です!!

 

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いよいよ明日は「KMF2024」が横浜アリーナで開催されます。

 

 

K-POPファンの皆さんは楽しみですね。私はK-POPアイドルに微塵も興味がないので、タダでも行きません。金をくれるなら行ってもいいな。

このKMF(韓流ミュージックフェスティバル)は今年で16回目となる「日本でもっとも古くから開催されているK-POPフェス」です。もともとはK-POPアイドル限定のフェスではなかったし、新人のためのフェスでもなかったのですが、いつの頃からか「K-POPアイドルの登竜門」とも言われているそうです。

日本でやっているのに「登竜門」とはこれいかに、って話ですが、すでに説明したように、韓国では文化に金を使わないため、マーケットが小さくて、国内では十分な金儲けができず、日本で売れて初めて成功と言えるのです。

これも今年で終わり。K-POPのフェスが日本で乱立したために食い合いになって、チケットが売れなくなったのが理由だと言われています。国内でもK-POPが子どもしか聴かないないものになった上に、ダーティな部分が次々と明らかになって社会的な批判も高まっているため、いよいよ国外マーケットが頼りってことでしょう。

しかし、K-POPアイドルの韓国盤は輸出量が減少しているように、どこの国でも飽きられつつあります。グループは増えているのですから、平均的な売り上げは相当に減ってましょう。数字の不正操作、性犯罪、薬物、盗用、内紛、タレントの不当労働など、ダーティな情報も知られているので、今のままでは凋落を止めることは困難です。

 

 

帽子のマナー

 

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本論とは関係のない話をひとつ。「月刊 生き違い新聞」のあとで行った焼肉・ラーメン・カレーの店で話したことです。

私の子どもの頃は、「室内では帽子を脱げ」「とくに室内で食事する時は帽子を脱げ」と躾けられたものです。例えば、交通機関やスーパー、コンビニのように特定の人物と向き合うような場じゃないなら、帽子をかぶっていても気にならないですが、かしこまった場や食い物屋で帽子をかぶっているのを見ると「マナー違反」と思ってしまいます。見ず知らずの人はいいとして、知り合いには「飯を食う時は帽子を脱げよ」と注意したことがあります。

しかし、YouTubeを観ていても、最近の若いもんは帽子をかぶったままメシを食っているのが多いですし、白人でもそうです。話が違う。あんたらから始まったマナーじゃないんか。

もともとマナーではなかったのに日本で勘違いしたのか、日本独自で発達しながら廃ったのか、西洋でマナーだったのが廃ったのか、どれなんでしょう。

英語で検索すると、かつては厳密にマナーだったのが、若い世代では気にしなくなっていると書かれてます。それでも多数派は失礼だと感じていると書かれているものもありますから、脱いだ方が無難です。

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