ジョニー・ソマリのこれから—在米韓国人ギャング団がソマリとその仲間、家族の殺害を予告-(松沢呉一)
ジョニー・ソマリの謝罪と翻意
2週間ほど前に、ジョニー・ソマリが謝罪をしたじゃないですか。
当局との取引があったのかと私は疑ってしまいました。これをやることで、「ジョニー・ソマリは日本の情報にそそのかされたが、真実を知って反省している」との印象を作り、その代わり起訴せず、国外退去で済ませると。
しかし、これは例の韓国人YouTuberの入れ知恵だったようで、彼も謝罪の場に立ち会ってます。取引なんてしたら、必ずやジョニー・ソマリはバラしますから、大恥をかいて、国民からも非難殺到です。
結局、検察はこの数日後に、コンビニへの業務妨害で起訴しており、謝罪の効果はありませんでした。これを受けて、ジョニー・ソマリは元通りに、韓国民を挑発する発言を続けてます。裁判所の心証を悪くしてやんの。
せいぜい懲役2年か
ジョニー・ソマリは10年以上の懲役刑になるとの見方をする人たちがいますが、どうなんでしょ。そんな重罪なら、さすがに身柄を拘束するのではなかろうか。韓国では今回のように国を出られない措置をとった容疑者については、逃亡できないとして拘束しないことがよくあるらしいのですが、例えば殺人の容疑者を拘束しなかった場合に再度人を殺したら当局の責任が問われますから、軽い容疑の場合だけでしょう。
ただ、挑発をこれ以上続けると拘束するかも。
今のところ起訴されているのは、コンビニへの業務妨害だけかと思います。日本であれば略式で罰金刑が妥当です。追って、薬物使用も起訴されるかもしれないですが、国外でのことですから、裁判所が重くて見ても執行猶予はつきそうです。暴行罪は被害届が出てないんじゃなかろうか。
もっとも期待できるのは、韓国人の女性ストリーマーとセックスしたとの嘘を吹聴し、キスをするディープフェイク動画をネットで公開したことに対して、ストリーマーは性暴力処罰法違反容疑で告訴しています。名誉毀損でもイケますが、性暴力処罰法は懲役7年以下なので、こっちを選択したのでしょう。芸能人を中心としたディープフェイク・ポルノが社会問題化しているので、検察は頑張りそうです。
ディープフェイク動画はキスをするだけなので、程度は軽いですが、これで執行猶予なしの実刑にもっていけるかもしれない。2年かそこらだと思いますが、韓国の司法は国民感情や政府の意向を強く反映させるため、もうちょっとイケるかも。
韓国の刑務所がどんなところか知らんですけど、体中に傷があるのに「心不全により死亡」でシャバに戻ってくるようなことはないでしょう。それはロシアや中国。
韓国で刑務所に入るより、ジョニー・ソマリは米国に戻る方が怖いかもよ。
✴︎2024年11月12日付「nate」 英国やインドで懲役10年になると予想する記事が出たことを紹介する内容ですが、ここでももっとも重いのは性暴力処罰法違反だと見ています。
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