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名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs ファイティングイーグルス名古屋(4/14)試合後コメント

【試合結果】

2023-24 B1リーグ戦第32

414日(日)@ドルフィンズアリーナ 5011

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ67-84ファイティングイーグルス名古屋

 

【試合後コメント】

ショーン・デニスHC(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

ファイティングイーグルス名古屋(以下、FE名古屋)さんはすべてを出し切って挑んでくるということを頭に入れながら今日の試合に臨みました。チャンピオンシップ(以下、CS)のようなフィジカルな試合になりましたが、そこにマッチすることができなかったことがこの結果につながったと思います。

いつも言っている通り、「ネクストプレーメンタリティ」で次に向かっていかなければいけない。自分たちを見つめ直して、次の試合に臨んでいきたいと思います。

―3Qに2点まで追い上げることができました。そこから逆転するに至らなかった要因についてどのように分析されますか。

私たちが追い上げた時点で、相手がさらにインテンシティを上げてきて、慌ててオフェンスをしてしまいました。アドバンテージが取れていないのにシュートを打って、決め切ることができず、リバウンドを取られて走られてしまいました。相手にファストブレイクポイントを22点も与えてしまったことで、苦戦を強いられてしまいました。

 

 須田 侑太郎選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

非常に悔しい結果になりました。
前半からFE名古屋さんが、僕たちに簡単にプレーをさせず、ペースを落とさせるというフィジカルなディフェンスをしてきた中で、自分たちらしさを欠いてしまいました。ゲームをアップテンポにできなかったことに加え、オープンショットを決め切ることができず、リズムが掴み切れませんでした。ただ、そんな中でも10点差で終われたということはよかった点だと思います。

後半に入り、よい流れもありましたが、あと一歩のところで自分たちが得点を取り切れず。FE名古屋さんにイージーショットなど効果的に得点を決められて、点差を戻されてしまうという、40分間苦しい展開が続きました。

長いシーズンの中で、今日のような試合はあると思います。これをどう糧にして進むかということが大事で、次に今日のような試合があったときに相手を上回れるような準備をしていかなければいけないと感じました。

ーあと一歩、追い上げながらも逆転できなかった要因は? 

FE名古屋さんがフィジカルにやってくるというのはある程度想定できていましたが、そこで自分たちが対応しきれなかった。(FE名古屋の)動きのシャープさやスペーシングがボディブローのように少しずつ少しずつ効いてきて崩されたという印象があるので、そういう時こそスペーシングをしっかりと取って、表を抑えられたら裏にすぐ入れるように、共通意識を持って、チームとしてやっていくことが重要だと思いました。

今日の試合を無駄にしてはいけない。CSような強度の高い試合だったので、僕たちがもうワンランク上にいくためには、こういうプレッシャーや強度がある中で、いかに自分たちのペースに持ち込めるかが重要になります。先ほども言いましたが、こういう試合を乗り越えられるようしっかりと準備していきたいと思います。

 

川辺 泰三HC(ファイティングイーグルス名古屋)

(中村)浩陸がケガをしたことは自分たちにとって大きな痛手ですが、その中でも選手たちは40分間ゲームプランを遂行し、エフォートしてくれました。選手たちは本当よく頑張ってくれたと思います。

今日はドルフィンズさんという強いチームに対して自分たちがどれだけチャレンジできるのかがテーマでしたが、よい結果を出すことができました。これを自信に変えて、1日1日成長しながら、CSに出るために、浩陸がいない分もチーム一丸となって戦えるように、また今からいい準備したいと思います。

―昨日の敗戦からどのような修正をして今日の試合に臨んだのでしょうか?

昨日もドリブル、ハンドオフのところをできるだけチェイスすること、シューターのところはスイッチするチームルールで臨んだのですが、1Qで3本(ディフェンスで)アンダーして3Pシュートを打たれてしまいた。(ドルフィンズは)3Pチームであり、リバウンドチームであることはわかっていたので、そこは絶対にやらせたくなかった。

さらにゾーンディフェンスのローテーションミスからも3本決められてしまいました。そこもあらかじめスカウティングでわかっていたことなので、今日は絶対に同じことを繰り返したくないと考えていました。

そういう細かいところ、スカウティングに基づいたゲームプランを遂行するという部分において、今日は何も言うことがないくらい素晴らしかったです。

昨日から少し変わったところとしては、サイドピック&ロール、ミドルピック&ロールのディフェンス。ここに関しては対策というよりはエフォートしようと伝えました。ジャンプトゥザボールの意識を高く持ち、コミュニケーションを取りながら、どれだけ質の高いディフェンスを40分間遂行できるか。変えたというよりは、選手たちがそこの質をぐっと上げてくれました。その結果として、ピック&ロールを止めることができたと考えています。

―3Qの追い上げられた場面で逆転を許さなかったところが分岐点になったと感じたのですが、タイムアウトではどのような修正指示をされたのでしょうか。

あの場面は相手のテンポになってしまった上に、うちのオフェンスがゲームプラン通りにいかず、慌ててオフェンスをしはじめていました。自分たちはしっかりとボールをサイドからサイドに振って、ボールムーブした中でアドバンテージを作って点を取りたい。だけど、自分でボールプッシュしてそのままポストゲームになったり、アドバンテージができているのにエキストラパスが出ない場面が続いて、タフショットになっていました。

ターンオーバーになったところからトランジションが出て、3Pシュートを2本決められたところで、本当はタイムアウトを2個使いたくはなかったのですが、今日はチャンピオンシップと同じような感覚で、離されたらダメだと思ったので取りました。

でもそれで落ち着くことができて、選手たちがそこからまたゲームプランをしっかりと遂行してくれたと思います。

 

エヴァンス ルーク選手(ファイティングイーグルス名古屋)

勝てたことが一番重要だと思っています。CSに行ける可能性を少しでも長く残すということを目標にしているので、そういう意味でもすごくいい試合だったと思います。

私たちのチームはディフェンスをコンセプトにしています。今日の試合はよいディフェンスから相手をスローダウンさせて、自分たちのオフェンスのテンポに持ち込むことができました。自分たちらしい試合ができたと感じています。さらにシュートセレクションもよく、それが勝利という結果につながった要因のひとつだと思います。

ー今日は18得点9リバウンド4アシストの活躍でした。

個人的にはけがに悩まされたシーズンで、ようやくコンディションが万全になってきて、今シーズン加入したメンバーとのバスケットボールに慣れてきました。だからこそ、リバウンドを一つでも多く取るなど、チームに貢献できる要素はどこかを考えて試合に臨みました。

直近8試合のうち7試合で勝利を上げることができていることもあって、チームの雰囲気はとてもよいです。長期離脱してしまっているメンバーもいますが、「そういう仲間のためにもCSに行くんだ」「少しでも今シーズンのチームで長く戦い続けるんだ」という気持ちでチームが一つになっています。

 

© FE NAGOYA

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