【U18】「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」が開幕。FE名古屋U18 vs名古屋D U18(6/2)ゲームレポート&コメント
B.LEAGUE U18カテゴリーに登録する38チームが5地区に分かれてリーグ戦を実施する 「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」が6日1日開幕した。
12チームのみが参加できる「B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2024」の出場権をかけて、各地区1回戦総当たりのリーグ戦を実施。各地区の上位2チーム、各地区の3位チームによる決定戦を勝ち上がった2チームがBユースの最高峰の大会への出場権を獲得する。
三遠ネオフェニックスU18とシーホース三河U18は中地区、名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18とファイティングイーグルス名古屋U18は西地区に所属している。
【試合結果】
6月2日(日)@三菱電機体育館
ファイティングイーグルス名古屋U18 47-104 名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18
6月1日、2日には三菱電機体育館で西地区の9試合が行われ、2日目の第2試合ではファイティングイーグルス名古屋(以下、FE名古屋U18)U18と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下、名古屋D U18)が対戦。両チームのファンが多く観戦に訪れ、急遽座席が増設されたほどだった。
名古屋D U18は、トップチームのショーン・デニスヘッドコーチ(HC)が視察する中、「ユース育成特別枠」として、Bリーグの舞台を経験している今西優斗、若野瑛太が先発。一方のFE名古屋U18は前日の試合でスターターの2人がケガをし、「いつもの試合と違うシチュエーションで」(FE名古屋U18/山本 奨)を戦うこととなった。
名古屋D U18は立ち上がりから、トップチームさながらの激しいディフェンスで襲い掛かり、FE名古屋U18はフロントコートにボールを運ぶことにも苦戦した。
名古屋Dは若野の3Pシュート、リバウンドの連続得点で先行すると、さらに若野のブロックショットから速攻に転じて一気に主導権を奪った。
その後も名古屋D U18はファストブレイクや3Pシュートで着々と得点を重ねていく。FE名古屋U18も徐々に名古屋D U18のディフェンスの強度にアジャストし、最後まで粘りを見せるも、ELITE LEAGUEで2年連続準優勝に輝いた名古屋D U18が連日の100点ゲームで勝利した。
【試合後コメント】
久保 匡史HC(ファイティングイーグルス名古屋U18)
今大会はREGIONAL LEAGUEを2位で終えて、ELITE LEAGUEへの出場することをチームの目標として取り組んできました。名古屋D U18さんとの実力差はわかっていましたので、昨日対戦した、昨年地区2位の滋賀レイクス U18(以下、滋賀 U18)戦(●62-82)にフォーカスしてきました。
チームとして目指すスタイルはディフェンスからの速いオフェンスです。今日の試合でも最後の方はそういった形が出てくるようになりましたが、全体としては名古屋D U18のディフェンスの強度に対する対応ができず、オフェンスの合わせのところで難しいシュートが多くなってしまいました。今日出た課題を次の試合までに修正して、ここから3位を目指していきたいと考えています。
山本 奨選手(ファイティングイーグルス名古屋U18)
名古屋D U18さんとは何回も練習試合をしているので、ハードにディフェンスをやってくることはわかっていましたし、プレーの強度にも慣れているつもりでした。でも(2試合行った)昨日の疲労の影響や、試合慣れしていない選手が出ていたこともあって、普段より名古屋D U18さんのディフェンスにやられたかなと思います。主力を2人欠いていたので体力的にキツいところもありましたが、最後までしっかりとやり切れてよかったです。
ELITE LEAGUEに出場することは毎年の目標です。本当は2位通過をしたかったのですが、どのチームもしっかりと準備をしているのでうまくいかないところもあり、昨日は滋賀 U18さんに負けてしまいました。ここからの1〜2ヶ月で全員でしっかりと準備をして、残りの試合を全勝して3位通過したいと思います。
うちのチームは、他のチームに比べるとそれほど高さはないのですが、センター、パワーフォワードも含めて全員がドリブルをついて3Pシュートを打てるので、プレーの幅が広いですし、ガード陣がしっかりと作って、他のシューター陣で仕留めるというところが強みだと考えています。
今西 優斗選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18)
この大会は新チームになって初めての公式戦ですし、どんな相手でも、どんな試合展開になっても、自分たちのやるべきことを40分間やり続けようと話して試合に入りました。
特に今日の試合はたくさんの方が観にきてくださったので、自分たちがやれることをやらない時間があってはダメだといつも以上に集中して戦えたと思います。
(チャンピオンシップを経験して学んだことは?)トップチームは準備の段階からやることを全部やった状態でCSに臨み、負けてもやり切ったという状態でした。僕たちもこれから目標とする大会に向けてやり切ったという状態で試合に臨めるようにしないと、勝っても負けても悔いが残ります。準備の部分も、モチベーションのところも、一日一日大切に過ごしていきたいと考えています。
若野 瑛太選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18)
西地区の中でも上位チームであるFE名古屋U18さんに対して、全員が出場して、しっかりと100点ゲームができました。
3年生が抜けて、新しい選手も何人か入ってきて、新チームは去年よりも身長が大きくなりました。その中でも今日は、トップチームと同じ、激しいディフェンスから走るバスケットをテーマにしているドルフィンズのバスケットを表現することができたので、とてもよかったです。
(立ち上がりから積極的なプレーでチームを牽引していたが?)先発の僕たちがトーンを高い位置でセットしないと、ベンチから出てくる選手はそれについていくので、どんどん激しいプレッシャーをかけてトーンをセットしようというのはずっと心がけています。