【FE名古屋】 #23保岡龍斗 選手 「自分の一番の役割は得点を取ること。得点でチームを支えたい」
ファイティングイーグルス名古屋 #23保岡龍斗選手 インタビュー(2024年8月16日取材)
―8年在籍した秋田ノーザンハピネッツからの移籍、とても驚きました。ファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋)へ移籍した経緯は?
これまでも自分がもっと成長するためには、違うチームで刺激を受けることも必要かもしれないと考えることがありました。ただ、自分はオフに3x3の活動をしていて、2021年の東京五輪に出場し、パリ五輪までは続けると決めていました。秋田は3x3の活動を理解してくれましたし、大学時代に無名だった自分を拾ってくれた恩返しをしたいという気持ちもありました。
パリ五輪の予選が終わって3x3活動が一区切りになり、自分は29歳というベテランの域に差し掛かりました。2年後にB.革新を控えている。色々なタイミングが重なり、もし今移籍をしなかったら、移籍するチャンスはもうないかもしれないと考えました。
(川辺)泰三さんと話した時に、自分の長所をしっかりと捉えてくれて、チームの中でこういう役割を果たしてほしいと明確に伝えてくれました。このチームならうまくやれるのではないかと感じて、FE名古屋への移籍を決めました。
―ご自身のプレーの特徴、川辺HCから求められている役割について詳しく聞かせてください。
ディフェンスに関しては、秋田もディフェンスをハードにやるチームで、泰三さんの目指すスタイルにマッチしていると思います。
自分の一番の持ち味はシュートだと思っているのですが、秋田には古川(孝敏)さん、田口(成浩)さんという素晴らしいシューターがいることもあり、一方で自分は身体が強くドライブが得意なので、「ヤスには中に切り込んでいく選手になってほしい」というチームの意向がありました。近年は3Pシュートの成功率も良くなかったのもあって、自分をシューターとして評価してくれるチームはあまりなかったのですが、泰三さんは「ディフェンスとドライブはもちろん継続してやってほしいし、それと同時に打てるタイミングがあればどんどんシュートを打ってほしい」と言ってくれて、それが自分の心に響きました。
―今シーズンはロスターの平均年齢が非常に若くなりました。先ほどベテランの域に差し掛かっているというお話がありましたが、チームにどんなことをもたらしたいですか。
自分は後輩にイジられようが何とも思わない性格ですし、逆に秋田にいた頃は先輩をイジったりもしていたので、いい具合に話やすい人としてバランスが取れればと思っています。
バスケに関して若手が積極的に発言できるように自分が若手とベテランの架け橋になりたいので、プライベートではいつでも話かけられるウェルカムな雰囲気でいたいです。
(3x3で一緒だった 杉本)天昇とすごく仲がいいので、きっとみんなも天昇の絡み方を見て、「保岡はこんな感じで絡んでいいんだな、余裕じゃん!」みたいに思ってもらえたらいいかなと(笑)。
―2024-25シーズンの目標を聞かせてください。
メンバーがガラッと変わってしまったので、まずはFE名古屋のやりたいバスケをチーム全体で理解して、それを体現しないといけません。開幕に向けて、そして目標であるチャンピオンシップ(CS)進出に向けてしっかりとチームを作っていきたいです。
今年の中地区はどの試合も気が抜けないですが、チャレンジャーの立場である自分たちにとってはやりがいのある地区だとも思います。
自分としても、ここ数シーズンはすごく苦しみました。ディフェンスも強みではありますが、自分の一番の役割は得点を取ることだと思っています。だから得点でチームを支えたいと思いますし、先ほど話したようにベテランと若手の間に立ってチームをまとめていきたい。自分にとってもチャレンジングで楽しみな1年になりそうです。
さらにクラブとして平均入場者数3,000人達成を目指しているので、目標を余裕で超えられるように魅力あるチームにしていきたいです。
―愛知県には何か縁はありますか?
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