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【名古屋D】 #45ザイラン・チータム 選手 「ホームと呼べるようなチームでプレーしたいと思っていた」

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ ザイラン・チータム選手インタビュー

―Bリーグに移籍するにあたっては、2022-23シーズンに名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(以下、名古屋D)に在籍していたアラン・ウィリアムズ選手の影響があったと伺いました。

チータム:その通りです。これからのキャリアを考える中で、ホームと呼べるような、長くプレーできるチームを探していました。競争力の高いリーグで、自分のことを信じてくれるコーチ、自分のことを信じてくれるクラブに移籍したいと思っていたので、アラン選手からドルフィンズについて何度も話を聞いて、加入を決断しました。

 

―アラン選手から話を聞いたり、映像を見たりする中で、名古屋Dにどのような印象を持っていましたか。

チータム:アラン選手から、ドルフィンズは本当に素晴らしいカルチャーを持っていて、選手同士がとても仲がいいということを聞いていました。キャプテンの(中東)泰斗選手については、名前を上げて素晴らしいと話していましたね。名古屋の街の環境も、ドルファミもとても好きだと言っていました。

バスケットボールに関しては映像で見て、アップテンポで、非常にディフェンスが良いチームだという印象を持っていました。自分の運動能力はドルフィンズの速いペースに合うのではないかとも感じました。

 

―実際にドルフィンズの一員としてプレーして印象に変化はありましたか。

チータム:環境面に関しては、アラン選手から聞いていた通りだと感じています。
正直に話せば、Bリーグがこれほどレベルの高いリーグだとは思っていませんでした。そういう意味では、自分自身少し油断していたところがありました。前半の約30試合を戦った中で、リーグに対するリスペクト、Bリーグの選手に対するリスペクトが非常に高まっています。

 

―新しいリーグ、チームに移籍をして、最も難しさを感じた点はどんなことでしょうか。

チータム:自分にとっては、メンタル的な部分が一番難しかったです。というのも、先ほどもお話しした通り、これほどリーグのレベルが高いとは予想していなかったからです。初日から圧倒できると思っていたのですが、それが勘違いだったと早々に気付かされました。
もちろんドルフィンズのバスケットのスタイルにアジャストすることや共通認識を持ってプレーする難しさもありますが、それよりも自分にとってはBリーグに対する考えを改めることが重要でした。

 

―その難しい状況をどのように乗り越えたのでしょうか。

チータム:ここにきた時と今とでは、夜と昼ほどの違いがありますよ。言葉の壁がある中でも、チームメイトと個人的な関係性を築き、お互いに尊重して話し合いを続けてきたことで、チームメイトと一緒に困難を乗り越えることができました。

 

―「圧倒できると思っていたが勘違いだった」とおっしゃいましたが、チータム選手の豪快なダンクなど高い身体能力を活かしたプレーに日本のバスケファンはとても驚いたと思います。子どもの頃からスポーツは万能だったのでしょうか。

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