愛知野球通信+

冬の練習訪問⑭ 誉 編 “根性と科学の融合で強くなる”

冬の練習訪問の第14弾。今回は誉高校にお邪魔いたしました。

誉高校は2019年の夏に甲子園初出場。また、選手の育成に定評があり、2022年にはソフトバンクのドラフト1位となったイヒネイツア選手を筆頭にこれまで5人のNPB選手を輩出しております。

◇過去のドラフト指名選手(敬称略)

伊藤大智郎 2010年 ソフトバンク 育成3位

松澤裕介(朝日大-香川OG) 2016年 巨人 育成8位

澤野聖悠 2019年 楽天 育成4位

川嵜陽仁 2021年 巨人 育成9位

イヒネイツア 2022年 ソフトバンク1位

高校時代のイヒネ選手

雑誌等のメディアで度々取り上げられる誉高校ですが、この冬はどんなテーマを持ちどんな取り組みをしているか、私なりのポイントで聞ければと矢幡真也監督にお話を伺っていきました。

2023年夏

〇8-5千種
〇9-2西尾東(7回コールド)
●2-3X中部大第一(延長10回タイブレーク)

新チーム後のチーム成績

小牧市大会
21-3小牧工科(5回コールド)

1次
〇8-4誠信
〇16-0小牧

2次
〇7-0清林館
10-0修文学院
〇2-1愛知黎明
●4-5愛知啓成

県大会
〇10-0岡崎工科(6回コールド)
〇10-0豊橋東(5回コールド)
●3-4X小牧南(延長10回タイブレーク)

全尾張地区予選
●0-9津島北・一宮商(放棄試合)

1年生大会
〇14-2安城(5回コールド)
1-4愛工大名電

〇誉の現在の練習環境

現在部員は2年生30人、1年生30人の計60人。「新年度からは少し少なくするかも」と矢幡監督。

平日は16時くらいから20時くらいまで。様々な場所に分かれてテキパキと練習をこなしていきます。
指導面も充実していて、外部コーチの方も含めて6人が指導。この日の取材日も平日でしたが5人の方が指導をされていました。

目立つのが様々な機器を使いながら練習している姿。“ラプソード”、“ブラストモーション”、“パルススロー”。

聞いたことのある機器名、恥ずかしながら自分は知らなかった機器名。これら以外にも様々な機器で計測、データ化して選手に提示しています。

「毎日測定です。数字を示して、それを日々越えて成長できるように選手は過ごしています」とのこと。

こういった数字を取り扱う専門家としてアナライザーの方も今年から平日に常駐。選手ごとにアドバイスを送っています。

ラプソードを使ってアナライザーと投球チェック中

最新の機器を駆使して選手の成長を促す日々。ただ矢幡監督としては秋までの結果を踏まえて、指導に反省点を感じているそうです。

〇タイブレークで勝てない要因分析と対策

(残り 2374文字/全文: 3559文字)

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