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北海道ガスー東海理化 観戦記(2024年JABAベーブルース杯)

5月3日に大垣北公園野球場で行われた第1試合、北海道ガス-東海理化の観戦記です。
地力をつけている東海理化が北海道ガス相手にどういう試合をするか注目して観戦しました。

北海道ガス
301010211|9 H11 E1
310103002|10 H15 E1
東海理化

北海道ガス
畑(13)、村田(11)、武笠(20)、海老原(14)-田中

東海理化
金田(11)、重川(16)、上野(17)、茶谷(20)-池間

投手成績

北海道ガス
畑賢志郎(北見柏陽-北海学園大 3年目) 1回2/3 55球 被安打5 四球4 三振1 失点4

村田澪斗(函館大有斗-函館大 2年目) 4回1/3 86球 被安打5 四球3(1) 三振5 失点4(自責点3)

武笠達也 2回 31球 被安打1 四球0 三振3 失点0

海老原丞(文星芸大附-仙台大 4年目)2/3 19球 被安打4 四球0 三振0 失点2

東海理化
金田悠太朗(厚木北-帝京大 4年目) 4回0/3 77球 被安打6 四球3 三振4 失点5

重川恵詩(浜田-東京国際大 3年目) 1回 18球 被安打1 四球0 三振2 失点0

上野倖汰 2回 29球 被安打2 四球0 三振2 失点2

茶谷琉斗(愛産大工-中部大 2年目) 2回 50球 被安打2 四球2 三振1 失点2(自責点1)

(出場選手)

北海道ガス
5安田(1) 6武井(9) D寺田(31) 3浅賀(3) 4小栗(2) 8長谷川(24) 7高橋(33) 9佐藤(25)→H堀田(7)→9 2田中(12)

東海理化
8福本(28) 5川上(23) 7齋藤(1) 9門叶(9) 3武藤(8) D井貝(2)→R鈴木(3) 6中野(10)→4 2池間(12)→H池田健(22) 4杉浦(5)→H西(7)→6近藤大(6)

(試合経過)

1回表、2死1,2塁から5番小栗がタイムリー。6番長谷川が2点タイムリー2ベース。北海道ガスが3点先制。3-0
1回裏、2死2,3塁から5番武藤が2点タイムリー。更に2死2塁から6番井貝がタイムリー。3-3の同点。
2回裏、2死1,3塁から3番齋藤がタイムリー。2死1,2塁でピッチャー交代、村田。東海理化が逆転。4-3
3回表、2死1,3塁から6番長谷川がタイムリー2ベース。4-4
4回裏、2死1,3塁から4番門叶がタイムリー。東海理化が勝ち越し。5-4
5回表、無死2塁でピッチャー交代、重川。無死1,3塁から4番浅賀が犠牲フライ。再度北海道ガスが追いつき5-5
6回表、ピッチャー交代、上野。
6回裏、2死満塁から6番井貝が走者一掃の3点タイムリー3ベース。東海理化が再び突き放し8-5。
7回表、1死1塁から3番寺田が2ランホームラン。8-7
7回裏、ピッチャー交代、武笠。
8回表、ピッチャー交代、茶谷。1死1,3塁から9番田中のスクイズが成功。北海道ガスがまた同点に追いつく。
9回表、1死1,3塁から5番小栗が犠牲フライ。北海道ガスがついに逆転。9-8
9回裏、2死1,3塁から代打池田健がタイムリー。2死1,2塁から1番福本がサヨナラタイムリー。東海理化が逆転サヨナラ勝ちをおさめました。

総評

これぞシーソーゲーム、という試合。点を取ったら次のイニングに取られなきゃいけない縛りでもあるのかとすら感じる試合でした。

北海道ガスは3番の寺田選手が5打数4安打の大暴れ。全て得点に絡みましたし、9回表は無死1塁から2ゴロのランナー入れ替わりと凡退したものの、盗塁から逆転のホームを踏むなど、この試合の流れを持っている選手でした。

さすがに終盤でひっくり返した時は勝つかなと思ったのですが・・・。

東海理化は打線がしぶとく点を取りました。投げる方は全体的に良くなかったですが・・・。

1番の福本選手が最後決めましたが、あの場面で回ってきて打つあたりはスター性がありますね。ボールを振らないですし、やはり好打者です。

ベテランの井貝選手の活躍も光りました。

今年は打線が元気な東海理化。投手陣が2次予選等ではカギを握りそうです。

ピックアップ選手

北海道ガス 寺田 和史 外野手(聖望学園-東北福祉大 7年目)

3番DHで出場。4安打を放ち、全てのヒットが点数につながる活躍。シングル2本のうちどちらかが2ベースだったらサイクルでしたが・・・。すべてライト方向に引っ張る形で鋭い打球を飛ばす打撃は相手に脅威を与えますね。

北海道ガス 長谷川 寛 外野手(仙台育英-早稲田大 7年目)

6番センターで出場。3安打の猛打賞で2ベース2本。3打点は見事な活躍でした。

北海道ガス 武笠 達也 投手(花咲徳栄-城西国際大 6年目)

2イニングを被安打1で無失点。8回裏の三者三振はお見事でした。

東海理化 福本 綺羅 外野手(明石商 3年目)

1番センターで出場。4打数3安打2四球と1番打者としては完璧に近い仕事をして、最後はサヨナラタイムリー。盗塁も3つ決めましたし、大暴れをしていました。スター性も持っている選手ですね。

東海理化 井貝 星良 外野手(県岐阜商 14年目)

6番DHで出場。初回にタイムリー。6回には3点タイムリー3ベース。勝負強さはさすがでした。9回裏には1死からヒットを放ち、逆転へつながりましたし、ベテラン健在でしたね。

東海理化 上野 倖汰 投手(枕崎-国士舘大 1年目)

6回からマウンドに上がり、最初は三者凡退に。裏の味方の3点につなげました。7回は寺田選手に2ランを浴びたものの、その後は抑えましたし、仕事は果たした印象でした。

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