愛知野球通信+

冬の練習訪問⑮ 富田編 “新監督と目指す最高の夏”

冬の練習訪問の第15弾として、名古屋市立富田高校にお邪魔しました。

富田高校というと、2022年夏の愛知大会でベスト8に進出という快挙が記憶に新しいですよね。愛知県の公立高校が夏のベスト8に入るというのは本当にすごいこと。

2022年東浦に勝ってベスト8を決め抱き合う富田ナイン

当時は永田伸暁さんが監督としてチームを指揮していましたが、昨年の秋の新チームから、富田高校出身で部長として支えていた高橋克仁さんにスイッチ。役割を交代する形で高橋さんが富田高校の監督となりました。

高橋監督は29歳の青年監督。富田高校から名城大に進み、卒業後常勤講師として名市工へ。1年後に教員採用試験を合格して母校の富田高校へ赴任。
赴任直後から野球部の部長となり昨年秋から監督へ就任。現在に至ります。
監督は現役の選手だった高校時代から将来やりたいと考えていたとのこと。永田前監督からもこの学校に来たころから「ここの出身だからいずれは監督を譲るからそのつもりで」と言われていたそうで、それが昨年の秋というタイミングとなった。

昨年秋から監督に就任した高橋克仁監督

〇富田高校の練習について

現在の部員は2年生が8人、1年生が9人。マネージャーが5人で活動中。

富田高校は立派なグランドがあります。ただ、普段は他の部活との共用となっていて、陸上部やサッカー部と協力しながらグランドを使用。

立派なグランドを持つ富田高校

平日は16時10分から、冬場は18時30分が完全下校。夏場は19時となるので、2時間くらいの練習時間で効率よく行うように心がける。

永田前監督から変わったことを伺うと「基本は受け継いでいる感じで大きくは変えていません。唯一土日の練習時間を速くしたことくらい。これには理由があって、土曜日は他の部活もグランドを使うのですが、朝9時くらいからになるので、その前だったらグランドが使える。そこを利用してバッティング練習をするためですね」。
この日は日曜日でしたがやはり朝の7時30分から練習を開始。平日の朝練も同じ時間から行っていて、時間を合わせる意味もあるという。

2023年夏

〇12-7蒲郡東
●0-10新城有教館(6回コールド)

新チーム後のチーム成績

市立大会
8-7名東
●3-16向陽
3位決定戦
〇5-4名市工芸

1次
●3-10名城大附
●2-4千種

最後に宇佐美聡真選手のミニインタビューも掲載しています。

〇冬トレのテーマについて

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