愛知野球通信+

冬の練習訪問⑳ 愛知 編 “30年ぶりの甲子園を目指して”

冬の練習訪問の第20弾として愛知高校にお邪魔してきました。

調べたら2018年秋の名古屋地区1次予選以来の来校。母校に足を踏み入れたのはこの時以来です。
そう、自分は野球部出身ではないものの愛知高校出身。もうかれこれ卒業して30年になりますが・・・(汗)。
やはり母校というのはいつでも気になる存在でして、それでなくてもかつては「私学5強」とも言われたこともある愛知です。
母校が甲子園に出場して、それを応援に行くというのが自分の夢の一つ。

今回、改めてそんな母校へ取材に行く機会に恵まれました。飛田陵佑監督に話を伺い、現在のチームの状況などをお聞きしていきました。

愛知高校の外観。自分にとっては懐かしい風景。

2023年夏

〇11-2惟信(7回コールド)
〇5-1渥美農
5-3明和

2023年夏、明和高校戦でホームランを放つ古森星光選手

●0-10愛工大名電(5回コールド)

新チーム後のチーム成績

1次

〇10-3千種
●0-5名城大附
●4-5千種

〇愛知の練習環境・チーム状況について

愛知は現在部員が64人。2年生が38人、1年生が26人で活動中。新入生も30人くらいの人数が見込まれているそうです。
愛知がかつて強かった頃は商業科があって、運動部や野球部の選手たちはそこにいることがほとんど。また自分たちがいた頃は男子校でした。そこから商業科が無くなり、2006年から共学化。高校の偏差値も上がり、野球だけでなく学力も求められる学校へとなっていきます。
ただ、高校の人気そのものは上がっているといい、入部希望者はかなり多く現在も多くの部員を抱えます。
愛知は名古屋市内にある私学では珍しく、高校の敷地内に野球部の専用グランドがある。授業が終わって移動時間なしで練習に入れることは「かなり恵まれています」と飛田監督。

学校敷地内に野球部専用グランドがある

「LEDの照明もありますし、練習環境はいいです。ただ、2019年から様々な事情が重なりここで試合が出来なくなってしまった。練習試合は全てビジター。地区予選も会場校として試合が出来ないので、組み合わせ的には不利となるケースも出てきます」。

ただ、「もっと恵まれていない高校もたくさんありますし、上を見てもしょうがない。やれる環境でベストを尽くす。それに練習試合で色々な学校に行かせてもらって、それぞれの高校がどういう環境や状況で試合や練習をしているかも見ることができる。それも勉強だと思っています」と前向きに捉えます。

平日は月・火・金が7限授業。その場合は練習開始が16時30分から。6限までの日は15時30分からになるそうですが、19時が完全下校になるので、平日は限られた時間で集中して練習することを心掛けているそうです。

〇秋は8年ぶりの県大会を逃す

(残り 3920文字/全文: 5257文字)

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