愛知野球通信+

冬の練習訪問㉑ 犬山 編 “異色の経歴を活かして”

冬の練習訪問の第21弾として犬山高校にお邪魔してきました。

犬山は秋の公式戦は全敗という成績だったのですが、全て点数は1点差。前の代は秋・春と県大会に進み、夏も5回戦に進出した名経大市邨と中盤まで互角の戦いを見せ、公立としては近年力をつけているチーム。
この春に向けてどのようにチーム力UPに取り組んできたか、安井佑騎監督にお話を伺っていきました。

2023年夏

●0-7名経大市邨(8回コールド)

名経大市邨戦でマウンドに集まる犬山ナイン

新チーム後のチーム成績

一次

●7-8X一宮西
●5-6X尾北

全尾張地区予選

●2-3一宮工科

〇犬山の練習環境・チーム状況について

犬山は現在2年生が5名。1年生が10名。マネージャーが1名の計16名で活動中。

グランドは試合が出来るくらい広く、土日のどちらかは自分のところで練習試合を組むとのこと。普段は他の部活と共用となるため、広く使える朝練でバッティング練習を行っているそうです。
授業後の練習は内野の部分と外野の一部を使用して練習。平日は16時~18時30分くらいで練習。月曜日はオフとのことです。

「公立高校としては環境に恵まれている方だと思います。現在、犬山高校自体は定員割れを起こしている状況ですが、1年生は割と多く部員が入ってくれた。夏までのチームは力のある選手がいて強かったが、秋は1年生が主体な分粘れなかったかな」と安井監督は現状を分析。

練習の合間に話をする安井監督

〇安井監督の異色の経歴

安井監督は春日井西高校出身の42歳。中京大を経て教師の道へ。ただ経歴はご本人曰く「異色だと思います」とのこと。

教員のスタートは中学校。こちらで6年やっていたそうです。野球部の指導をされていたそうですが、やはり高校野球をやりたいという思いが強くなり、再度教員採用試験を受け直し合格。そして赴任した先が定時制の高校でした。

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