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小牧南-一宮南 観戦記(2024年春季尾張地区1次予選)

3月27日に小牧球場で行われた第1試合、小牧南-一宮南の観戦記です。
一宮南は現チーム初めて見るので、小牧南相手にどんな試合をするか注目して観戦しました。

小牧南
0100100000|2 H7 E1
0000001011|3 H9 E3
一宮南
(延長10回タイブレーク)

小牧南
江原(10)、松本(1)-金子
一宮南
牛丸(5)、飯田(1)-栗本

投手成績

小牧南

江原涼太 9回 163球 被安打7 四球6 三振10 失点2

松本晃征(3年) 1/3 12球 被安打2 四球0 三振1 失点0

一宮南

牛丸友翔 6回1/3 96球 被安打6 四球3 三振6 失点2

飯田馴平 3回2/3 47球 被安打1 四球0 三振5 失点0

(出場選手)

小牧南

3長谷(5) 6矢野 8大池(2) 4宗野 5鈴木(3) 9小田 7清水 2金子(12) 1江原(10)→R大林→1松本(1)

一宮南

8真野 1牛丸(5)→5 6赤崎 2栗本 9池山→H横井 7林 4佐藤 3伊藤 5前田→1飯田

(試合経過)

2回表、1死3塁から6番小田の1ゴロの間に1点。小牧南が先制。1-0
5回表、2死1,2塁から3番大池がタイムリー。2-0
7回表、1死1塁でピッチャー交代、飯田。
7回裏、2死2塁から9番飯田がタイムリー。2-1
9回裏、2死2塁から9番飯田が2打席連続となるタイムリー。同点に追いつく。尚もヒットと四球で2死満塁となるも、ここは江原が踏ん張り同点で終了。
土壇場で一宮南が追いつきタイブレークに突入。
10回表、送って1死2,3塁となるも、3番大池、4番宗野が連続三振。得点ならず。
10回裏、無死1,2塁から先頭の栗本が三振。代打横井がヒットを放ち、1死満塁。6番林がタイムリーを放ち、一宮南がサヨナラ勝ち。
一宮南がタイブレークを制しました。

総評

お互いの投手陣が持ち味を発揮。ロースコアの接戦となりました。

小牧南は2年生の江原投手が先発。MAX131kmで、ややボールが多く、その分球数は要しましたが、要所で力を入れて三振は10個を奪う。もう少し、変化球を上手く使うなど、力を抜く投球を覚えていくといいかな、と思います。

一宮南の牛丸投手は右のアンダーに近いサイドハンド。ですが、時々上からも投げる変則投手。スピードはそんなに無いのですが、何とか目先を変える投球で粘り、小牧南打線を7回途中まで2失点に抑える好投。そこからエースの飯田投手がマウンドに上がり、コントロールの良さと動く系の変化球を上手く駆使して7回表のピンチをしのぐと、そこから3イニングを抑えきり、勝利につながる好投。タイブレークの10回表も3番4番を三振に抑える完璧な投球で、勝利へとつなぎました。

また飯田投手は打撃でも貢献。7回裏、9回裏に追い込まれながらも連続でタイムリーを放ち、勝負強さを発揮。エースとして投打で貢献しました。

10回裏も送らずに攻撃を仕掛け、それがサヨナラに結びつきました。勢いを2次トーナメントにつなげたいですね。

ピックアップ選手

小牧南 江原 涼太 投手(2年)

先発して9回を投げて7安打2失点。10奪三振。MAXは131km。力を入れた時はいいボールが来ていました。変化球や合い間のまっすぐなど、はっきりとしたボールが多く、その分球数が増えた印象。7~8割で投げる技術を身につけるのと3ボールを減らしたいですね。

小牧南 大池 泰造 外野手(3年)

3番センターで出場。2安打のマルチで5回にはタイムリーを放ちました。背番号は2でしたがこの日はセンター。

小牧南 長谷 健司 内野手(3年)

1番1塁で出場。2安打のマルチ。5回には盗塁を決めて、それが追加点につながりました。

一宮南 飯田 馴平 投手(3年)

7回途中からマウンドへ。その直後にヒットでピンチを広げるも、後続を断つ。8回以降は安定した投球を見せてノーヒットに。タイブレークでも1死2,3塁から連続三振で見事な投球でした。打つ方でも2本タイムリーを放ち、チームを救う活躍。追い込まれてからの対応力が見事でした。

一宮南 牛丸 友翔 投手・内野手(3年)

先発して7回途中まで好投。右のサイドハンドですが、上からも投げたり超スローボールを投げたりと、色々工夫をして粘った投球が見事でした。

一宮南 赤崎 天紀 内野手(3年)

3番ショートで出場。ヒットは初回に1本のみですが、2度の出塁でいずれも盗塁を決め、守備でも好守備を見せました。好選手ですね。

一宮南 柴田勇人監督 談話

(残り 343文字/全文: 2110文字)

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