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滝-美和 観戦記(2024年春季尾張地区2次トーナメント)

3月31日に一宮球場で行われた第2試合、滝-美和の観戦記です。
1次予選で愛知啓成を破る金星を上げた美和が、どんな試合を見せるか注目して観戦しました。


000020001|3 H7 E2
000000020|2 H5 E4
美和


田邉(1)-尾関
美和
高野(1)-天野

投手成績

田邉凌雅 9回 108球 被安打5 四球0 三振4 失点2(自責点0)

美和

高野剣心 9回 128球 被安打7 四球5 三振5 失点3

(出場選手)


8竹井 6近藤 2尾関 3安井 4伊藤 5横井 9北川 1田邉 7重盛

美和
2天野(8) 5勝(2) 3佐藤 1高野 9勝井 6大野 8茂村(12) 7土井(13)→H伊藤(7)→7 4川島(5)

(試合経過)

5回表、1死満塁から3番尾関が2点タイムリー。滝が先制。2-0
8回裏、無死2,3塁から代打伊藤の1ゴロの間に1点。1死3塁から9番川島の犠牲フライ。2-2の同点に。
9回表、2死1塁から2番近藤がタイムリー2ベース。滝が再び勝ち越し。3-2
滝が接戦を制し、県大会進出を決めました。

総評

滝は毎回のように塁上を賑わすもののなかなか点が取れない。美和は滝のエース田邉投手の110km前後の球を打ちあぐみ、突破口が開けない。重たい展開のまま中盤に入り、5回表に四球と高野投手のエラーで広がったチャンスで滝が3番尾関選手の2点タイムリーで先制。これで滝が一気に行くかと思いましたが、その後もチャンスを作りながら点が取れない状態。

8回裏に今度は滝にエラーが出て、無死2,3塁に。ここで美和が2点をしっかりと取って同点に。これで延長タイブレークもあるか、と思った9回表に2死無走者から四球、2ベースで勝ち越し。美和も先頭の佐藤選手の2ベースから同点、サヨナラのチャンスになるかと思いましたが、4番以下が倒れ試合終了。
滝が県大会を決めたという試合になりました。

瀧の田邉投手は結局無四球。緩急を使って的を絞らせず。コントロールがしっかりとしていれば抑えられるという見本のような投球。

一方高野投手は失点が四球のランナーから。対照的となりました。

滝の打線は高野投手の速球にも負けていなかったですし、打力はありそうな印象です。

美和はこれで敗者復活トーナメントに。終盤はしっかりと振っていって突破口を開きました。練習してきたことを出し切ってほしいですね。

ピックアップ選手

滝 近藤 寛峻 内野手(3年)

2番ショートで出場。3安打1犠打と活躍。9回には決勝のタイムリー2ベースを放つ。強い打球を打てる打者でした。

滝 田邉 凌雅 投手(3年)

まっすぐは110km前半くらい。緩い球を上手く使い打たせて取る。無四球はお見事。ストライク先行するから守りやすいでしょうね。

滝 尾関 瞭汰 捕手(3年)

3番捕手で出場。2安打のマルチで5回は先制の2点タイムリーを放つ。盗塁も2企画で1つ刺した。田邉投手を上手くリードしました。

美和 勝 大輝 内野手・捕手(3年)

2番サードで出場。元々は捕手。サードとしてもハンドリングの上手さは見せた。足の速さもある選手。

美和 佐藤 瑠加 内野手(3年)

3番1塁で出場。チーム唯一の長打を放つ。コンタクト率を上げたいですね。

美和 高野 剣心 投手(3年)

まっすぐは127kmをマーク。左で秋に見た時よりはまとまった印象。なかなか三者凡退を作れずリズムに乗りづらい中で粘っていました。4番としてはこの日はブレーキに。

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