愛知野球通信+

愛知黎明-愛知啓成 観戦記(2024年春季尾張地区2次トーナメント)

4月2日に小牧球場で行われた愛知黎明-愛知啓成を観戦しました。
どちらも2次トーナメントで敗れ、敗者復活トーナメントに。この試合に負けたら終わりという大一番。どちらもすごい気迫で戦いました。

愛知黎明
000000040|4 H9 E2
100000000|1 H6 E1
愛知啓成

愛知黎明
大黒(9)、番場(1)-東

愛知啓成
山田(1)、和田(10)-西村

投手成績

愛知黎明

大黒剛輝 2回0/3 60球 被安打3 四球3 三振4 失点1

馬場悠 7回 97球 被安打3 四球0 三振6 失点0

愛知啓成

山田広也 8回1/3 127球 被安打9 四死球4 三振10 失点4

和田記圭(3年) 2/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)

愛知黎明
5原田 8八木 1大黒→9 4櫛田 2東 3稲岡 9宮→7 7工藤→9長谷川→1馬場 6丹下

愛知啓成
7豊島→6袴田 8伊藤→7高橋9 丹治 4武田 3山下 2西村→H加賀山 6佐藤→55 川合→H谷口→8 1山田→1和田

(試合経過)

1回裏、1死3塁から3番丹治がタイムリー。愛知啓成が先制。1-0
3回裏、無死1塁でピッチャー交代、馬場。
2回裏に1死1,3塁、3回裏に無死1,2塁、4回にも無死1,2塁とするも後続が活かせず。すると徐々に愛知黎明に流れが傾く。
7回表、1死3塁からスクイズを仕掛けるもバッターが空振り。3塁ランナーがタッチアウト。チャンスを逸します。
8回表、1死満塁から3番大黒が押し出し四球。4番櫛田、5番東が連続タイムリー。6番市岡の遊ゴロの間に1点。この回4点取って逆転。4-1
9回表、1死1塁でピッチャー交代、和田。
愛知黎明が逆転勝ちをおさめ、代表決定戦に駒を進めました。

短評

4回までは愛知啓成ペース。ただ、この時に初回の1点以降、点が取れなかった。これで愛知黎明が元気になっていった。

愛知啓成の山田投手はMAX135kmをマークし、力のある球で要所で三振を奪う力投。6回までは危なげなかった。7回に無死3塁というピンチを相手のスクイズ失敗などで切り抜け、そのまま行けるかと思いましたが、8回表につかまってしまった。そこまで1つしか出していなかった四死球を1死1,2塁から連続で出してしまった。疲れもあったんでしょうね。

愛知黎明は馬場投手の好投が全て言っていいくらいの内容。5回以降全て三者凡退は素晴らしかった。

愛知啓成の山田投手も素晴らしかったのですが・・・。ビッグイニングにされたのが痛かった。

ピックアップ選手

愛知黎明 馬場 悠 投手(2年)

3回無死1塁からマウンドに上がり、直後のヒットで無死1,2塁となるも後続をゲッツー、二邪で打ち取る。4回裏もランナーを出しながらしのぐと5回以降はパーフェクト。8回のチーム逆転へとつなげました。MAX130kmでスライダー系とのコンビネーション。コントロールが良く四球を出さなかったのも大きかった。

愛知黎明 東 春輝 捕手(3年)

5番捕手で出場。終盤の7回、8回でヒット。8回は貴重な追加点となりました。肩も強く、2.00秒でセカンドスローを投げる場面も。

愛知黎明 大黒 剛輝 投手・外野手(3年)

3番投手で先発。降板後はライトへ。打撃では1安打1四球。8回表の1死満塁からの押し出し四球はフルカウントから奪った四球で、何が何でもという気迫を前面に出していました。
投手としても左で132kmをマーク。非凡な才能をみせました。ややボール先行して苦しい投球に。

愛知啓成 山田 広也 投手(3年)

先発してMAX135km、常時130km台のまっすぐにカット、スライダーなどとのコンビネーションで三振を10個奪う力投。テンポの良さも光りました。8回は疲れが出てきたのと愛知黎明の気迫に押し切られた印象。

愛知啓成 佐藤 響 内野手(2年)

7番ショートで出場。途中からサードに。1安打1四球とチャンスメイク。守備の安定感も光りました。

愛知啓成 伊藤 蒼麻 外野手(3年)

2番センターで出場。途中からレフト。初回に3ベースを放ち、先制点につなげました。

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