中部大第一-大成 観戦記(2024年春季愛知県大会)
4月14日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、中部大第一-大成の観戦記です。
大成は前日杜若相手に完投した堺投手が連投。その投球内容に注目が集まりました。
中部大第一
000250200|9 H9 E1
003200000|5 H10 E4
大成
中部大第一
治京(1)、尾野(10)、江口(11)-西田
大成
堺(1)、海沼(19)、小久保(10)、櫻井(20)-脇田、間瀬
投手成績
中部大第一
治京蒼空(2年) 4回 66球 被安打7 四球2 三振1 失点5(自責点4)
尾野魁仁 3回 27球 被安打2 四球0 三振1 失点0
江口浬斗(2年) 2回 24球 被安打1 四球1 三振2 失点0
大成
堺千真 6回 99球 被安打7 四球0 三振5 失点7(自責点3)
海沼陸来(3年) 1/3 12球 被安打1 死球1 三振0 失点2(自責点0)
小久保宗治(2年) 1回1/3 29球 被安打1 死球1 三振0 失点0
櫻井翔梧(2年) 1回1/3 20球 被安打0 死球1 三振1 失点0
(出場選手)
中部大第一
8田口 5堀田 4竹内 9篠田 7木下(13) 3河内 2西田 6服部 1治京→H吉川(7)→R→1尾野(10)
大成
9大池 4小島 1堺→1海沼(19)→1小久保(10) 5山尾 3篠田 6水谷 7山田 2脇田→2間瀬(12) 8小林
(試合経過)
3回裏、1死1,2塁から4番山尾が3ランホームラン。大成が先制。3-0
4回表、無死1塁から3番竹内が2ランホームラン。3-2
4回裏、1死満塁からパスボールで1点。更に2死1,3塁から1塁ランナーが挟まれにいき、3塁ランナーが上手くスタートを切って生還。5-2
5回表、無死1,3塁から1番田口がタイムリー。無死2,3塁から2ゴロタイムリーエラーで2者生還。無死1塁から3番竹内が2打席連続の2ランホームラン。この回5点取って逆転。7-5
5回裏、ピッチャー交代、尾野。
7回表、ピッチャー交代、海沼。1死2,3塁でピッチャー交代、小久保。タイムリーエラーで2者生還。9-5
8回表、2死1,3塁でピッチャー交代、櫻井。
8回裏、ピッチャー交代、江口。
中部大第一が勝って3回戦進出を決めました。
総評
新基準になってホームランが出にくくなっているわけですが、この試合はホームランで試合が動きました。
まずは3回裏、大成の山尾選手が変化球を上手く捉えて文句なしの3ランホームラン。素晴らしい打球でした。
次は4回表、中部大第一の竹内選手がレフトへライナーで飛び込む2ランホームラン。5回表には同点に追いついて尚も無死1塁から追い込まれながらも上手く対応してレフトで2打席連続の2ランホームラン。これだけ新基準で打てるのは本物ですよね。
大成の堺投手は前日に145球を投げていて、連投。またかなり暑くなったので、それでスタミナを削がれた部分もあったようです。大成としては今日さえ勝てば、ということろだったと思いますが、夏に向けて堺投手の次、というのが課題になってきそうです。そういう意味では2年生の小久保投手、櫻井投手がある程度抑えたのは収穫となりそうです。
中部大第一も絶対的なエースがいない中、尾野投手、江口投手が抑えたのは大きな収穫。尾野投手は逆転した5回から3イニングを2安打無失点とほぼ完璧に抑えて勝つ流れを作りました。3年生投手はこの日投げたのは一人だけ。上級生の意地を見せてくれました。
こういう競り合いを取れてきているので、中部大第一のチーム力も上がっている印象です。まずはあと1つ勝って夏のシードを取れるか、注目です。
ピックアップ選手
中部大第一 竹内 理斗 内野手(3年)
3番セカンドで出場。熱田とはいえ2打席連続ホームランは圧巻の一言。どちらも試合に大きな影響の出る2ランでしたし。しっかりと振れるセンスは素晴らしいです。
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中部大第一 尾野 魁仁 投手(3年)
右の変則のサイドハンド。ちょっとしたくせ球で動くので、初見は打ちにくいタイプかな。3イニングを2安打無失点。彼の好投が大きかったですね。
中部大第一 田口 智也 外野手(2年)
1番センターで出場。センター返しのヒットを2本放ち、2度ともホームへ。1番としてしっかりと役割を果たしました。
大成 山尾 修一 内野手・捕手(3年)
4番サードで出場。3回の3ランホームランは打った瞬間の文句なしの一発でした。次の打席でもヒットを放ちマルチ。最後に捕手も守りましたが・・・。打撃を活かせるポジションがベストでしょうか。
大成 堺 千真 投手(3年)
先発して6回で7失点。自責点は3。前日に145球で完投しており、やはり連投はきつかった印象。それでもいいボールもあって、7失点目の2ランを食らってからは6人を完璧に抑えて4奪三振。やはり持っているものは素晴らしい投手。
大成 脇田 透真 捕手(2年)
8番捕手で出場。2安打で2ベースを1本。打撃で貢献しました。2年生捕手としては間瀬選手と競争。アピールしていきたいですね。
両監督談話と竹内選手の談話
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