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ホンダ鈴鹿-JFE西日本 観戦記(2024年JABAベーブルース杯)

5月2日に大垣北公園野球場で行われた第3試合、ホンダ鈴鹿-JFE西日本の観戦記です。
ホンダ鈴鹿は高卒2年目の川原投手が先発。その投球に注目して観戦しました。

ホンダ鈴鹿
000000400|4 H3 E2
010000020|3 H5 E0
JFE西日本

ホンダ鈴鹿
川原(15)、竹内(11)、花城(20)-長

JFE西日本
筒井(12)、岩本龍(34)-後藤

投手成績

ホンダ鈴鹿
川原嗣貴 7回 100球 被安打3 四死球3 三振5 失点1(自責点0)

竹内諒(松阪-早稲田大 8年目) 2/3 14球 被安打2 四球1 三振0 失点2

花城凪都(興南-中央大 7年目) 1回1/3 28球 被安打0 四球2 三振0 失点0

JFE西日本
筒井恒匡(松本工-日体大 3年目) 6回1/3 100球 被安打1 四死球5 三振6 失点2

岩本龍之介 2回2/3 43球 被安打2 四球0 三振6 失点2

(出場選手)

ホンダ鈴鹿
6中川(7) 5藤江(6) D伊藤(32) 3西林(31)→R西山(9)→3畔上(10) 8長野(1) 2長(27) 4貞光(5)→4堀内(2)→H近藤(8)→R田野(3)→4 8中野(25) 7岡野(26)

JFE西日本
9上西(3) 5古田(10) 4新田(9)→H坂本(27)→R河内(6)→4 D綿屋(25) 7鳥井(4) 8三木(2) 2後藤(30) 6岡(7)→H篠原(8)→6 3土井(19)

(試合経過)
2回表、1死2,3塁のチャンスを作るも7番貞光が浅い右飛。8番中野が空振り三振の倒れ得点ならず。
2回裏、1死1,3塁から7番後藤の犠牲フライ。JFE西日本が先制。1-0
7回表、1死1,2塁でピッチャー交代、岩本龍。2死満塁から9番岡野が満塁ホームラン。ホンダ鈴鹿が逆転。4-1
8回裏、ピッチャー交代、竹内。2死満塁でピッチャー交代、花城。代打坂本、4番綿屋が連続押し出し四球。4-3
ホンダ鈴鹿が逃げ切って逆転勝ち。

総評

ホンダ鈴鹿は川原投手が先発。2回裏にエラーも絡んで1点を失う等、やや投球で苦しむも、3回、4回とゲッツーでしのぎ、徐々に安定。7回まで投げて1失点と好投しました。逆転した直後の7回裏に3人で斬るあたりが素晴らしい。気持ちの強さを感じる投手ですね。

ホンダ鈴鹿は2回表に先制のチャンスを逃すと、その後はチャンスらしいチャンスがない展開。それでも7回表に四死球でチャンスを作り、変わった岩本龍投手も四球を出して1死満塁。8番中野選手が倒れたあと、9番の岡野選手が値千金の満塁ホームランを放ち逆転。その後、竹内投手、花城投手で1点差まで迫られるもなんとか逃げ切って勝利を収めました。

JFE西日本は結構ランナーを出していたので、川原投手の要所を締める投球に1点しか奪えなかったのが痛かった。

ピックアップ選手

ホンダ鈴鹿 岡野 龍太 外野手(智辯学園-帝京大 2年目)

9番レフトで出場。満塁ホームランは値千金のものになりました。この日は前の打席でもヒットを放ち2安打。打撃の状態がよさそうです。

ホンダ鈴鹿 川原 嗣貴 投手(大阪桐蔭 2年目)

7回までで三者凡退は7回裏の1度だけ。毎回ランナーは出していたものの高卒2年目とは思えない落ち着きを感じるマウンド捌きで1失点に抑えていました。要所で力を入れた時は素晴らしい球も来ていました。あと逆転した直後の7回裏に、しっかりと三者凡退を狙って取れるあたりが、大阪桐蔭時代からの経験豊富さを感じる投球でした。

JFE西日本 上西 嵐満 外野手(宇部鴻城-日体大 5年目)

1番ライトで出場。2安打のマルチでチャンスメイク。

JFE西日本 古田 塁 内野手(天理-東洋大 7年目)

2番サードで出場。1安打2四球と出塁。球数もかなり投げさせていたのが素晴らしかった。

JFE西日本 岩本 龍之介 投手(岡山理大付-亜細亜大 1年目)

7回表、1死1,2塁でマウンドへ。そこから痛恨の満塁ホームランを浴びたものの、それ以降はしっかりと抑えました。奪三振6つは素晴らしい。ボールに力があって、球威が光りました。

ホンダ鈴鹿 久芳修平 監督、川原嗣貴 投手 談話
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