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川崎ブレイブサンダース対琉球ゴールデンキングス速報コメント他<試合記事>

2月7日、B.LEAGUE 2023-24 SEASON

川崎ブレイブサンダース対琉球ゴールデンキングス@とどろきアリーナ

<試合結果>
川崎 75-87 琉球

試合後の桶谷HC、佐藤HC、益子選手、篠山選手のコメントは以下の通り

 

桶谷HC

 

「試合の出だしではオフェンスの終わり方(に問題があり)、ターンオーバーが多かったりしました。ミスマッチがあるから、そこを狙いたいんですけど、ボールが動いていない状態でボールを(インサイドに)入れたり、相手がトラップに来ているのにドリブルをついてみたりしていました。彼らは僕らのビッグマンをつぶしに行きたいからこそ、『試合の序盤はアグレッシブに来る』ということを、もっと理解した上でオフェンスに入るべきだったと反省しています。

ディフェンスでは(川崎のインサイド陣が怪我で欠場しているため)うちのビッグマンがマッチアップする選手が少なくて。ゾーン(ディフェンス)を35分位、長い時間やりました。自分たちはゾーンのチームではないのですが。ただ、それによって川崎さんがいつもやっているであろうオフェンスができず、うちはリズムが良くなって、前半は自分たちに良い流れが来たかなと思っています。

後半は、益子選手のことをシューター扱いしていなくて、その中で乗らせてしまいました。リバウンド後のシュートなどを決めてくる力があるということが今回、わかりました。あとは相手にハードショーで出てこられたときに、もう少し簡単にボールをさばきたいですね。今回はお互いにいろいろ出していると思います。

次の水曜日に天皇杯で対戦があるので、そこで良い勝負ができたらいいなと思っています」

 

佐藤HC

「試合を通して、インサイドがちょっと不利な中で色々な仕掛けをして、相手のターンオーバーを17個誘うことができました。一人ひとり、しっかりファイトする姿勢は見せられたかなと思います。来週、天皇杯のセミファイナルの相手でもあるので、嫌な印象は与えられたんじゃないかなと思っています。

ただ、2Qで15-0くらいのランを作られたところがあったと思うので。そこをもうちょっと早く切れるように。相手も(自分たちの)トラップに慣れてきて、オフェンスでは(相手の)ゾーン(ディフェンス)を攻めあぐねていて。オフィシャルタイムアウト明けでようやく流れを切れたのですが、あれをもうちょっと早く切れなかったのが、自分としてはこの試合の大きな反省です。

どうやったら、あの悪い時間をどれだけ短くできるか。そこは、勝ち切っていくために必要だと思うので。そこをもう1回話し合って、週末にむけて良い準備をしたいなと思います」

益子選手

「選手が欠けて行く中でリバウンドのところはしっかりフィジカルバトルしようと試合に入りました。前半セカンドチャンスを与えてしまって相手にリズムを作られてしまったところはあったんですが、ハーフタイムに全員で話し合ってもう一度リバウンド、フィジカルでバトルしてセカンドチャンスを全員で消そうとプレーして、結果は負けてしまいましたがそれでも追いつけそうなところまでは行けて、チームとしては勝てるという自信も見えたのでそこは良かったと思います」

(追記:

「(篠山選手と喜んだ)あのシーンは、夢中になりすぎて、タイムアウトに気づいていなくて。竜青さんが、『来い、来い、来い』みたいに言っていたので、『あぁ、タイムアウトか』ということでああいう風になったんです」

「この先、Bリーグでプロバスケットボール選手としてやっていく中で、自分が成長できるようなチームに行きたいという自分の意志と、(移籍交渉をする)エージェントの方の意志がありました。もちろん、プレータイムがないと、(他のチームの首脳陣にとって)判断材料がないので、『1年間練習を頑張ったからといって、来シーズンどこかのチームに行けるというわけではないよ』とも言われていて。その中でも、自分は『人の縁』を大事にしたいなと思って。(Bリーグ屈指の設備がある)環境も含めて、川崎というチームでチャレンジしたいという気持ちでした」)

 

篠山選手

「トータルで見れば手ごたえもあった試合でしたけど、2Qの相手のゾーンディフェンスに対するゾーンオフェンスが噛み合うまで時間がかかったところが、反省点としてあります。あとは、ダブルチームの行き方など、自分たちから仕かけていくディフェンスの中で良い意味でもエラーが出ました。そこをしっかり修正して、来週の天皇杯につながるゲームにはなったかなと思います」

(追記:

「練習参加しているときから彼のことはずっと見ていますし、一緒にやっています。どういう苦労をしてここまで来たのかもわかっているので、『こういう時は、はじけていいんだぞ!』というところを伝える意味でも、あれをやりました。僕自身、彼の活躍がすごく嬉しいです。というのも……彼のなかでも、色々な葛藤があったと思うんですね。例えば、B2B3のチームに行けばプレータイムはあるかもしれないですし。そういうところも含めて、キャリアとしての本当の分岐点にいるわけで、悩みは尽きないところだと思うんです。日ごろから、そういう話をしたりもしていました。午前中は僕らの練習に参加して、午後には(川崎が運営する)スクールのコーチをやりに行ったり。それこそ1日中、スクール生のために相手にコーチをやっている日もあったということも知っているので。そういう選手がステップアップして活躍すると、クラブ全体として盛り上がると思うので。スクール生と間近に触れ合っていた選手が、そうやってとどろきアリーナで活躍するということは『あの益子お兄さんがユニフォームを着てこうやって活躍できるんだ!」とスクール生が感じられるということですから。それはクラブにとってもめちゃくちゃ大きいことだと思っていて。宇都宮ブレックスで言えば遠藤選手とか、千葉ジェッツでいえば原選手とか、しっかり(基盤が)強いクラブを作っていくためには、そういう存在がいるといないのとでは違うと思うので。彼はそういう立ち位置の選手になっていけるんじゃないかなと期待しています」

「れだけけが人が出ている中でも、琉球さん相手に、もう一息のところまで生きると言う自信は今日得られたと思うので。後は、自分たちのオフェンスもDEFENSEも、うまくいかなかったとところをしっかりブラッシュアップさせて、迷いなく、チャレンジャーとしてぶつかっていけるように。まずはこの土日に良い試合をして、セミファイナルに、思いっきり体当たりできるんじゃないかなという感じはしています」)

 

この試合のスタッツは以下の通りです(*速報スタッツなどで一部、試合後のデータと異なる場合がありますがご了承ください)

240207.pdf

*スタッツの読み方*

縦の軸:「1Q」は1Qだけのスタッツ、「2Q」は2Qだけのスタッツです。

「HT」というのはHT突入時の総スタッツ。「3Qまで」は3Q終了時のスタッツ、「最終」は試合終了時のスタッツです。

横の軸:左から2Pシュートの成功数、試投数、成功率。3Pシュートの成功数、試投数、成功率。FT(フリースロー)成功数、試投数、成功率。

「OR」は「オフェンスリバウンド数」、「R」は「トータルのリバウンド数」。「AS」は「アシスト数」。「TOV」は「ターンオーバー数」。「ST」は「スティール」数。

「TOV得」はターンオーバーからの得点数。「ペイント」は「ペイントエリアからの得点数」。「Sチャンス」は「セカンドチャンスポイント数」。「Fブレイク」は「ファーストブレイクからの得点数」です。

数字に黄色い背景がかかっているもの:通常と比べて多かったり、高かったりするもの。

赤い字で書かれているもの:通常と比べて少なかったり、低かったりするもの。

太字で書かれているもの:上記2種類のうち、著しい値のとき。

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