闘将の目に涙「継続試合がいいように使われていないか」 第155回九州地区高校野球
第155回九州地区高校野球。来春のセンバツ出場が有力となる4強入りを賭けて、沖縄尚学との準々決勝に臨んだ鹿児島実。
29日の試合は小雨の中でプレーボールとなった。ところが、回が進むにつれて雨脚は強まり、沖縄尚学が3点目を挙げた直後の8回二死三塁で中断。グラウンドは瞬く間に水浸しとなり、雨雲レーダーはその後も次々と雨雲が押し寄せると伝えている。もはやグラウンドコンディションの回復も見込めそうにないことから、大一番の「継続試合」が宣告され、決着は翌日に持ち越されることとなった。
翌30日に快晴の中で再開された試合は、鹿児島実の先発・大野純之介が2点適時打を浴び、点差をさらに広げられてしまう。9回裏、鹿児島実は代打攻勢で最後の反撃を試みるも、相手先発の150㌔左腕・末吉良丞を崩せず0-5で試合終了。
試合に敗れた鹿児島実・宮下正一監督は、試合後に人目をはばからず悔し涙を流した。勝った沖縄尚学を讃えつつも、その胸中にはやはり振り払えないものが残った様子だった。
【試合後の宮下正一監督 全コメント】
「こんな始め方をしてもらっちゃ困ります」
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