九ベ! ——九州ベースボール——

九州地区も熱戦勃発! 主将欠く九州学院が7回コールド発信 【熊本1回戦】


【第156回九州地区高校野球 熊本大会 1回戦】
〇九州学院 9-1 翔陽● ※7回コールド

九州カレッジ 0102051=9 (10 件ヒット)
襄陽 0100000=1 (6 件ヒット)

九州学院
(投)福本、前田      (捕)下村
翔陽
(投)中田、田上、坂田  (捕)刀祢
[三塁打]上村(九)、刀祢(翔)
[二塁打]福原×2(九)、酒井(翔)

【評】
春の熊本大会が開幕した。 リブワーク藤崎台での開幕戦には、春夏15回の甲子園出場を誇る名門・九州学院が登場。 昨春8強の翔陽と対戦し9-1で勝利した(7回コールド)。
試合は2回に九州学院が翔陽先発の中田将宗(3年)を攻め、9番・豊世真人(3年)の中前打で1点を先制する。 翔陽もその裏にすぐさま反撃。 4番・刀祢朋也(3年)の三塁打をきっかけに、6番・軸丸翔太郎(3年)の右前タイムリーで同点とする。
1-1で迎えた4回。 九州学院は上村倖翔(2年)の右中間三塁打を足掛かりに2点を勝ち越し。 その後、リズムを取り戻した先発の左腕・福本朋胤が翔陽の反撃を封じる中、6回に打線が爆発。 福原帆翔(3年)のこの日2本目となる二塁打などで5点を追加し試合を決めた。

翔陽は先発の中田から右サイドの田上永真、右オーバーハンドの坂田斗亜とつなぐも、中盤以降は防戦一方の展開に。 6回には代打の佐々木雅斗(3年)、坂田の連打で反撃を試みるも、後が続かず。 7回は九州学院のエース右腕・前田晃輔に抑えられ、無念のコールド敗退となった。 打線は6安打を放つも、四死球や失策が絡んだ6回の5失点が重かった。

九州学院は主将の山口真和(3年)が右肩痛の影響で、守備位置や打線を大きくシャッフルしての初戦となったが、今季初の公式戦を快勝。 2回戦では早くも第1シードの専大熊本玉名と対戦する。

試合中、入念に攻撃の指示を出す翔陽・児玉豊監督

監督、選手コメントおよび試合写真へとつづく
※有料会員限定になります

(残り 2220文字/全文: 3068文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ