精液観・射精観の違い—精液の後始末(下)-[ビバノン循環湯 447] (松沢呉一)-2,844文字-
「AVの影響か?—精液の後始末(中)」の続きです。
ニューハーフが好き
続いてもノンケの22歳。
「中学生、高校生の頃は体に出してました。ビデオの影響ではないですね。誰に教えてもらったわけでもなく、自然とやってました。シャワーを浴びず、ティッシュで拭くだけです。でも、そのうち拭くのが面倒でやらなくなりました。顔まで飛ばないように、うまく体の上に出すんですけど、うっかり顔まで飛んだことも何度かあります」
彼に「その方式はゲイに多い」と教えたら、こう言っていた。
「そうなんですか。僕はゲイではないんだけど、ニューハーフが好きです。お尻をやられたいという願望もあるし、チンコが好きなんだと思うんですよ。それと関係しているのかもしれない」
そのため、精液が汚いという感覚もないってわけだ。汚いから浴びたいということもあるので、汚い感覚がないとまでは言えないかもしれないけれど。
もう1人ティッシュに出さないノンケを見つけた。24歳。
「手に出します」
エアオナニーをしてもらったところ、横になって手で受ける。彼はエロ本やAVを使用するので、首だけを横にするよりも、体を横にした方がいいらしい。
「手から垂れないか?」
「垂れても気にしないです」
「手はどうするの?」
「すぐに洗いに行きます」
「チンコは? ティッシュで拭かないの?」
「拭かないですね。ほっときゃ乾くので、全然気にしない」
ちなみにこれは鼻糞君である。鼻糞君自体が偽名なので、バラしてみた。
ノンケだけでも20人くらいに聞いているが、ティッシュを使わないのはこの3人だけだった。珍しいタイプが私の周りにたまたまいただけかとも思ったのだが、そうではないようである。おそらく1割から2割程度はノンケでもこの流派がいるらしい。
バナナマンからの報告
4月2日、TBSラジオの深夜3時からの「月曜ジャンク2・バナナマンのバナナムーン」の1回目でオナニーのやり方についての話題が出ていた。
バナナマンの設楽は椅子に座ってやる流派で、右手でこすって左手で迎えに行き、最後は完全にかぶせると言う。ティッシュは2枚。ティッシュの枚数まで申告してくれてありがたい。こちらはよくある方式。
対して、ブサイクな方の日村は仰向けに寝て、シャツをたくしあげると言う。
(残り 1942文字/全文: 2958文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ