松沢呉一のビバノン・ライフ

韓国で追い詰められたジョニー・ソマリとNewJeans—日本の芸能界と似て非なる韓国芸能界[中編]-(松沢呉一)

尹大統領弾劾とK-POPの行方—日本の芸能界と似て非なる韓国芸能界[前編]」の続きです。

 

 

追い詰められたジョニー・ソマリ

 

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韓国は怖いです。

まずジョニー・ソマリですが、戒厳令騒動で裁判所にも混乱が起きているのか、今月予定されていた初公判が来年3月7日に延期されたようです。韓国では国外メディアが報じている内容を逆輸入しているだけなので、どこまで信憑性があるのか不明ですが、この情報を見て、納得するところがありました。

容疑を全面的に認めたとしても、裁判が終わるまでに最低1ヶ月はかかります。すでにジョニー・ソマリは金がないと言われているのに、これから4ヶ月以上韓国で生活しなければなりません。

なぜ当局はジョニー・ソマリを拘束しないのか不思議だったのですが、干上げるためか。拘置所だったら金がかかりませんが、シャバにいると宿代、食費がかかります。

YouTubeを筆頭に、アカウントがバンされて、ジョニー・ソマリは金を得る方法を次々失っています。まだ使える投稿サイトはあるにしても、彼は観光で入国しているので、金を得ることができません。そろそろ観光で滞在できる期限が切れるため、裁判を受けるための裁判ビザを取る必要があって、このビザも就労は不可。

YouTuberの場合、観光で入国して中継をしても、金を得るまでは時間差があって、通常、出国後に金を得るため、雑誌等の取材同様、就労ビザがなくても容認されていますが、短期だから許されるだけで、ジョニー・ソマリが韓国で金を受け取るとまた新たな犯罪が加わります。

通常、こういう場合は大使館に逃げ込むところですが、米大使館もジョニー・ソマリを助けようとは思わないでしょう。あとは、韓国人の友だちに頼るか、米国の仲間たちに送金してもらうしかない。すでにジョニー・ソマリへの制裁は始まっています。

最初から、この制裁を韓国当局は考えていたのか。この方法は、早く裁判を終わらせたくて、本当は納得していないのに、罪を認めることになりかねない。韓国は怖いとも思いました。

しかし、ジョニー・ソマリのような人間にはこのくらいやらないと反省せず、このくらいやっても、執行猶予をつけると反省しそうにないので、懲役10年といった判決が本当に出るかもしれない。そうすることで、迷惑配信者は韓国に寄りつかなくなりましょう。その分、甘い日本にいよいよ集まりかねません。

✴︎2024年12月13日付「DEXERTO

 

 

韓国芸能製作者協会の声明

 

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韓国でジョニー・ソマリは八方塞がりですが、Newjeansも八方塞がりです。

韓国芸能製作者協会の声明の全文はこちらに出てます。

要点は3点。以下。

1点目。ニュージーンズは事由を裏付ける具体的な証拠を提示しないまま、契約解除の手続きを破って記者会見を開いて一方的な専属契約解除を通告したのは非常に無責任な行動であり、これは法の基準と産業的慣行をすべて無視したことで、強く批判されるべきである。

 

 

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