高校野球・秋季県大会の地区予選廃止。シード決定ブロック大会を経て、全校参加のトーナメント方式に。その理由と予想される展開とは?

*詳しい組み合わせは下記を参照https://drive.google.com/file/d/1LZu0E16zqsw6BIchu9kkBILT7sPoeYq2/view
高校野球・秋季山形県大会・シード決定ブロック大会の組み合わせが決まった。
ここで「ん?」と感じた人もいるかもしれない。そう、秋、そして春の県大会は、これまで県内4地区で「地区予選」を行い、勝ち抜いた代表校が県大会出場となるシステムだった。それがこの秋から地区予選が廃止され「シード決定ブロック大会」を経ての県大会開催に変わる。具体的に何がどう変わるのか、山形県高野連事務局に主旨や意図を聞きつつ、その影響や展開を予想してみたい。
■東北他県でも進む「県大会」改革
まず、これまでの大会システムをあらためてまとめてみよう。現在、山形県の高校球界は村山、置賜、最北、そしてかつての田川と飽海を合併した庄内の4地区に分かれている。その4地区で地区予選を行い、それぞれ3校〜9校の代表校を選出して県大会が行われていた(秋は夏の甲子園出場校は県大会から出場)。
一方「シード決定ブロック大会」は地区関係なく全ての出場校がフリー抽選で7つのブロックに分かれ、各ブロックの勝ち上がり校が県大会のシード権を獲得する。また、秋の場合は夏の甲子園出場校が自動的にシード権を獲得。シード校は計8校となり、その後、あらためて出場全校による県大会が開催される。つまり、これまで地区予選敗退校は出場できなかった県大会は、夏と同様に全校参加のトーナメント方式に変更。その前に全校参加のシード決定戦を行うというわけだ。ちなみに現在のところ春の「シード決定ブロック大会」は秋と違い、夏の甲子園出場校のシード権がなくなりブロック分けが8つになる予定だ。
この大会システム変更の理由を山形県高野連事務局は次のように話す。
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