ヤマガタ野球通信

鶴岡野球クラブ、代表決定戦で惜しくも敗れる<全日本クラブ野球選手権大会第二次予選東北大会/大会レポート>

去る7月28日(金)〜30日(日)、社会人野球・クラブチームの日本一を決める全日本クラブ野球選手権の東北地区二次予選が青森県にて開催。山形県からは鶴岡野球クラブが代表として出場した。

■クラブチーム日本一決定戦の切符をつかめるか

出場10チーム中、代表権を得られるのはトーナメント決勝進出2チームに加え、敗者復活戦である第3・第4代表決定トーナメントを勝ち抜いた2チームを合わせた4チーム。鶴岡野球クラブは初戦で強豪・弘前アレッズ(青森代表)に0―6で敗れ、第3・第4代表決定トーナメントに回ることに。

その初戦、鶴岡野球クラブは相手のALL北嶺(福島代表)に初回、先制を許すもその裏、2死一、三塁から5番・長岡広樹が二塁打を放ってすぐに逆転。しかし、ALL北嶺は2回表に3点を奪って再逆転。その後は鶴岡野球クラブ・先発右腕・佐藤泰成の粘投もあり両軍、拮抗した展開が終盤まで続いた。

そして9回裏、試合は7対8、ALL北嶺1点リードで鶴岡野球クラブの攻撃に入る。ALL北嶺はこの回からマウンドに笠井拓海を送った。すると鶴岡野球クラブの先頭、3番・齋藤慶輝がレフトへのヒットで出塁。続く森光平が四球を選んで無死一、二塁としぶとくチャンスをつくる。そして1死後、打席に入った6番・木俣将矩がセンター前にタイムリーを放って同点。さらにチャンスは続き2死二、三塁となって打席には途中出場の8番・石川幹太朗が入る。するとここでALL北嶺・笠井が石川への初球をワイルドピッチ。三塁から長岡がホームを踏んでサヨナラ勝ち。勝てば本選出場の切符が手に入る代表決定戦にコマを進めた。

しかし、代表決定戦ではゴールデンリバース(秋田代表)に0対5と完敗。3人の投手がよく踏ん張ったが、打線が振るわなかった。旧きらやか銀行のメンバーが多く在籍するB-net Yamagataを破って二次予選に進んだ鶴岡野球クラブだが、全国への切符はつかめず悔しい結果におわった。来年の捲土重来を期待したい。

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